出版社内容情報
学校園や親子での栽培ならではの作り方のコツ、工夫とともに、育ちかたのおもしさと観察のポイント、さらに品種や栽培、食べ方の歴史や文化誌までをまるごとパック。食卓や野菜つくりが10倍楽しくなる園芸絵本。
脱粒しやすく 低収量で作物としては劣等生のソバの魅力。健康食としての価値、3日に一枚葉がでて観察が楽しい野性的な育ち、そして葉のおひたし、粉ひきから本格手打ちソバ、ソバがらの染めものまで。
目次
みぢかで、ぜいたくな、おソバのふしぎ
でもコメとはちがう、おソバへの愛
修験者の超能力をささえるソバパワーのひみつ
栽培ごよみ
さぁ、ソバをうえよう!
雑草が生えにくいのはなぜ?
すくすくのびるソバ
ソバは、畑のクリーニング屋さん
ソバの花がひらいたよ!
受精を手伝って、25日もすれば収穫だ!〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちろく
26
タイトルから容易な印象がしたけれど、全然違った。ソバの栽培から収穫、製粉、うち方、歴史などソバに関する一連の概要がイラストと共に解説されていて面白かった。特に気になったのは、ソバ切りの歴史。今の様な細長いソバを食べるソバ切りの歴史は比較的近年からであり、戦前まではうどんのような太い状態の所謂ドジョウソバの方が多かったなんて・・・。あら捜しの様だけれど多くの映像作品が間違っているじゃないか!?好きな食べ物の知らなかった側面に色々触れた状況。2021/01/08
A
3
ソバは穀物としては落第。しかし荒地にも育つ逞しさがある2024/06/15
Hiroki Nishizumi
3
ソバに興味を持ったが、最初はこの手の本で十分かも2023/06/04
ラムネ
3
「ぜひ塩でもお召し上がりください」勧められるがまま、塩を一振りして頂くと、これ以上なく旨い。汁で食べると、また違う味がする。個人的には山葵のつんとくる感じが好きなのだが(本来はつけ汁ではなく、そのまま蕎麦につけるらしい)、どうやら山葵はカウンターの上にない。我が家の近所に、こんな名店があったとは。麺と言えば、ラーメンでありパスタでありうどんであったのが、ここに来て俄然、蕎麦である。微妙な味わいや繊細な香りを愉しみながら、いろいろ考えさせられた。幾つか疑問も。蕎麦を知りたいと思って手に取った本。2015/10/29
訪問者
2
育てるのは何とかなりそうだが、それ以上に調理が難しそうである。勿論おソバは大好きである。2022/07/31