出版社内容情報
「パノプティコン」「野生の思考」など、著者が自分でもよく使う「概念」を分かりやすく解説。人生や社会でどう生かすかを教える。
内容説明
「パノプティコン」「ブリコラージュ(野生の思考)」「身体知」「ノマド」などなど。昔、「共産主義」とか「万有引力」などの概念を知った人間たちは、きっと世界が変わって見えただろう。それと同じく「概念」というものに旧来の世界観をひっくり返す力がある。本書では最近よく使われる50の概念を紹介することで、人生やビジネスに役立てようと説く現代思想の入門書である。
目次
序―“概念”を味方につければ、世界の見方が変わる
パノプティコン―過剰な自己規制でしばりをかけていないか
野生の思考―ないものねだりをしていないか
オリエンタリズム―何でもひとくくりにしようとしていないか
ノマド―秩序や固定観念にしばられていないか
トゥリー/リゾーム―整然としているのはいいことなのか
記号の消費―付加価値的な情報に踊らされていないか
差異の体系―実体に意味があると考えていないか
パラダイム―固定的な思考の枠組みにはまっていないか
反証可能性―自分に有利なもので自説を固めていないか〔ほか〕
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮沢賢治という身体』(世織書房、宮沢賢治賞奨励賞)、『身体感覚を取り戻す』(NHK出版、新潮学芸賞)、『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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