草思社文庫<br> 天皇と接吻―アメリカ占領下の日本映画検閲

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

草思社文庫
天皇と接吻―アメリカ占領下の日本映画検閲

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月25日 23時31分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 560p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794225214
  • NDC分類 778.09
  • Cコード C0136

出版社内容情報

「天皇」の扱いや「接吻」場面の奨励など、占領軍の検閲で日本映画の何が変わったのか。原資料と関係者取材で検証した画期的な労作。

内容説明

天皇と接吻―それは占領軍が映画検閲の対象とした事項の代表例である。天皇陛下の扱いは微妙な問題を含んでいたので、研閲官は神経質になった。また、キス・シーンはアメリカ民主主義のシンボルとして大いに奨励された。検閲官と映画人たちの応酬は誤解に満ち、ある意味で滑稽でもあった。本書は、のちの日本映画および日本文化に決定的影響を及ぼしたといわれる検閲の実態を、原資料と関係者への取材を通して初めて明らかにした画期的労作である。日本映画ペンクラブ賞、川喜多賞受賞作。

目次

第1部 戦争から占領へ
第2部 禁止された題材
第3部 天皇の描き方
第4部 奨励された題材
第5部 『わが青春に悔なし』
第6部 東宝争議
第7部 冷戦下の米国の政策

著者等紹介

平野共余子[ヒラノキョウコ]
1952年東京生まれ。早稲田大学法学部卒業。東京大学人文科学研究科比較文学比較文化専攻修士課程、東京大学新聞研究所を経て、1976‐77年旧ユーゴスラヴィア政府給費留学生としてベオグラード大学大学院映画学科に留学、1979年フルブライト奨学生としてニューヨーク大学大学院映画研究科に留学し博士号取得。1986年より2004年までニューヨーク市のジャパン・ソサエティでアメリカにおける日本映画紹介に携わり、その活動と著書『天皇と接吻』(草思社)で日本映画ペンクラブ賞、川喜多賞受賞。ニューヨーク大学、ニュー・スクール大学、テンプル大学ジャパン・キャンパス、明治学院大学などでも非常勤講師を務めてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruki Nagasaki

1
面白そうな題名にひかれて読破。戦後日本映画が検閲下にあったことをまずはじめて知りました。その上で日本映画が発展し日本社会に様々な考え方を広めたことは事実だと思います。一方で「検閲に耐えうる作品」を作る余り、思想の部分がかけている可能性もあるのだと考えさせられました。あとがきにもありますが、日本人の根底に考えがあるのか、そこが鍵となると思います。様々な新たな考え方が押し寄せる現在、根底の根底の考えが問われていると感じました。2021/08/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18049550
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。