内容説明
映画はこうしてつくられる。『華氏451』製作中の苦吟する日々の撮影日記、『アメリカの夜』の映画作りの混乱する現場を描いたシナリオ―フランソワ・トリュフォー監督が自作2作品を通して、映画という芸術形式の創造の秘密を赤裸々にかつ率直に綴った稀有な本。女優のわがままや思わぬトラブル、スケジュールに追い立てられる日々、技術上の問題など、多彩な興味津々のエピソードで描かれた映画の世界の内幕でもある。
目次
ある映画の物語―『華氏451』撮影日記(なぜ「ある映画の物語」なのか?;『華氏451』撮影日記;映画『華氏451』を見て(レイ・ブラッドベリ))
特別寄稿 金井美恵子 「ある映画の物語」のためのコラージュ、そしてオマージュ
ある映画の物語2―シナリオ『アメリカの夜』(A movie about film making―なぜ映画についての映画なのか?;この映画に登場する主な人物―企画書より;シナリオ『アメリカの夜』;もう一つの『アメリカの夜』)
特別インタビュー 澤井信一郎監督に聞く 映画はこうしてつくられる―『アメリカの夜』をめぐって
著者等紹介
トリュフォー,フランソワ[トリュフォー,フランソワ] [Truffaut,Fran〓ois]
1932年、パリに生まれる。1984年、ガンのため死去。映画評論家を経て映画監督に
山田宏一[ヤマダコウイチ]
映画評論家。1938年ジャカルタ生まれ。東京外語大学フランス語科卒業。1964~67年パリ在住。その間「カイエ・デュ・シネマ」誌同人。著書に『何が映画を走らせるのか?』(キネマ旬報映画本大賞2005第1位)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こうすけ
2兵
ingurittoh63310