プロレスラーは観客に何を見せているのか

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プロレスラーは観客に何を見せているのか

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784794224323
  • NDC分類 788.2
  • Cコード C0075

出版社内容情報

「プロレスとはキャラクター産業である」
これは、僕がかつて五年間所属した世界一のプロレス団体
WWEのボスであるビンス・マクマホンの口癖である。
彼がWWEを世界一のプロレス組織にまで押し上げることができた
理由の一つはこの言葉にある。そしてまた、プロレスについての真理が
込められている言葉でもあると僕は思うのだ。
 当時の僕らはことあるごとに、この言葉をビンスから聞かされていた。
だが現在になって振り返ると、そのころの僕はまだ、その意味がわかったような、
わからないような、そんな状態だったように思う。
 この言葉の意味が徐々にだが本格的に理解できてきたのは、WWEを辞め、
日本へ帰ってきて、ハッスルやSMASHといった団体のプロデュースを
僕自身が手掛けるようになってからである。
そして、いまではこの言葉は、僕の中では最重要のプロレス理論にまで昇華
されているのだが、その理由や、そう考えるに至った経緯については
これから本書の中で詳述していく。(本書より)

《技は選手の自己紹介のためのツールに過ぎない》
《人気が出るキャラクターには共通する要素がある》
世界最高峰のリングWWEからインディー団体まで、
日米マット界の「光」と「陰」を知る著者がはじめて明かす
熱狂を生み出す「サイコロジー」のすべて。
自身の圧倒的な経験値をもとに綴る、目からウロコのプロレス論!

<目次より>
第1章 プロレスラーの条件――入門前・入門後
第2章 職業としてのプロレス――メジャーとインディー
第3章 プロレスの「技」とは何か――海外と日本
第4章 サイコロジーの帝国――WWEの教え
第5章 オレたちは新しい何かを創り出している――ハッスル戦記
第6章 人間は何者かにならなければならない――SMASHの挑戦
第7章 巨大帝国WWEの変貌――システムと個人
終章 そして、いま僕は何をしているのか
あとがき

内容説明

リングを支配するのは「サイコロジー」である。WWEからインディーまで日米マットの光と陰を知り尽くす論客TAJIRIが解き明かす熱狂を生み出すメカニズム!

目次

第1章 プロレスラーの条件―入門前・入門後
第2章 職業としてのプロレス―メジャーとインディー
第3章 プロレスの「技」とは何か―海外と日本
第4章 サイコロジーの帝国―WWEの教え
第5章 オレたちは新しい何かを創り出している―ハッスル戦記
第6章 人間は何者かにならなければならない―SMASHの挑戦
第7章 巨大帝国WWEの変貌―システムと個人

著者等紹介

TAJIRI[TAJIRI]
プロレスラー。1970年生まれ。1994年IWAジャパンでデビュー。大日本プロレスを経てメキシコへ渡ったのち、米国ECWでトップ選手に。2001年にWWEに入団し、長きにわたって「日本人メジャーリーガー」として活躍。帰国後はハッスルでの活動を経て、SMASH、WNCで選手兼プロデューサーとして団体を率いる。その後、WRESTLE‐1などを経て、現在は国内・海外のさまざまなリングに上がっている。WWEクルーザー級王座、WWE世界タッグ王座、世界ジュニアヘビー級王座、GAORA TVチャンピオンシップなど、国内外で数多くのベルトを戴冠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りんご

48
プロレスはエンタメで、パフォーマンスで、格闘技で興行だ。なるほど面白い本でした。元々梶原一騎作品を敬愛してて、プロレスも漫画もキャラクターが大切である、と考えてるTAJIRI。ハッスルの制作に携わったご縁で小池一夫先生の劇画村塾で漫画原作についても学んじゃう。ストーリーって大事だよね。プロレスにもサイコロジーが必要。ここで言うサイコロジーは、私が読む限りは演者と観客で納得いく動機でありストーリーだと感じた。2024/02/26

Y2K☮

35
偶然だと思うが、新日本1.5ドームのバッドエンドを咀嚼するヒントを得られた。あと自身を「創作家」と定義しているのも興味深い。サイコロジーというと小難しく聞こえるが、要は「こうしたら、こうなる」という観客心理の操作。まず重視すべきはキャラクター。技はそれを補完するもの。と同時にキャラはその人本来の資質に沿うものじゃないと上手く伝わらない。劇画塾で学んだらしいけど、まさに著者は小畑健「バクマン。」における秋人タイプだ。即ち天才型ではなく考えて計算して物語を組み立てる。創作法を学ぶ上での入門書にもなり得る一冊。2020/01/08

Y2K☮

29
高橋ヒロムとのシングルを見たい。頑固で奇抜な陰と陽のキャラクターがぶつかって何が生まれるか。小柄なのは一緒だが著者はヒロムとは異なり、派手な大技を使わない。ハンドスプリングエルボーぐらい。手持ちの武器をあれこれ組み合わせ、知恵を絞って相手の隙を突き、するりと勝ち抜ける(以前、全日本であの鈴木みのるを場外リングアウトで倒したこともあるのだ)。これもプロレスが人生の縮図と呼ばれる所以。カネのある者、若くて人気ある者、力の強い者が常に勝つとは限らない。奴らのできない事で戦う。これも客を味方につけるサイコロジー。2020/05/15

nbhd

23
なに、この本、かなり面白いの。控えめに言っても、すこぶる書く技術の才気に富んだ現役プロレスラーだ。あっという間に、読み終えた。僕は、ロック様がリング上で輝いていたころのWWEだけ熱心に見ていたのだけど。まさか、当時活躍していたTAJIRIが、こんな「考え、書くレスラー」だとは知らなかった。著者は、プロレスは格闘技ではなく、映画やマンガのような「表現」だと言い切り、「キャラクター産業」だと位置付ける。しまいには、みずからのプロレス像を磨くため小池一夫の劇画村塾に学ぶ程の求道者。プロレス苦手な人にもオススメ。2023/11/07

くさてる

20
日本のプロレスには疎いのですが、一時、WWEにハマっていたことがあります。それがタジリさんがWWEに在籍していた時期とぴったり重なるため、WWEに関する部分はとても面白く読むのと同時に、ちょっと苦い部分もあったりして読み応えありました。すべてが書かれているわけではないのでしょうが「プロの仕事」としてプロレスを突き詰めて考えているあたりが面白く、そしてそれはこれからもまた発展していく考察なのだろうな、というところが興味深く読めました。良かったです。2020/04/22

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