出版社内容情報
セオドア・ルーズベルト大統領は日露戦争を通じて日本の高度な軍事力を知り、巧みな対日戦略を作り上げる。しかし続くウィリアム・タフト、ウッドロウ・ウィルソンの稚拙な外交政策と反日本人の動きが相まって、ルーズベルトが慎重に築いた日米関係は徐々に崩れていく。やがて第一次世界大戦に突入すると、英米ら列強は日本を梃子に戦況を有利に運ぼうとせめぎ合う。そして大戦の幕が降りるや、日本は米国の仮想敵国の筆頭に位置づけられることとなった。第一次世界大戦終了までの20年間を米側の最新資料を元に俯瞰し、1941年の日米衝突の原因をひとり日本に求める史観への修正を迫る、瞠目の日米開戦前史。第22回山本七平賞奨励賞受賞作。
<目次より>
序章 スペインのフィリピン占領
第1章 アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
第2章 日本への怖れ
第3章 日本人蔑視と日本人移民の停止
第4章 黄禍論、ドイツ外交、そして「偉大なる白い艦隊」
第5章 ブラック計画、オレンジ計画、そして「帝国国防方針」
第6章 迷走するドイツ外交
第7章 アメリカの戦争準備 パナマ運河
第8章 大戦前夜:ドイツ情報工作とタフト外交
第9章 第一次世界大戦:アメリカの戦争準備と参戦、そしてドイツの対日外交の紆余曲折
第10章 民主主義のための「軍国主義」
序章 スペインのフィリピン占領
第1章 アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
第2章 日本への怖れ
第3章 日本人蔑視と日本人移民の停止
第4章 黄禍論、ドイツ外交、そして「偉大なる白い艦隊」
第5章 ブラック計画、オレンジ計画、そして「帝国国防方針」
第6章 迷走するドイツ外交
第7章 アメリカの戦争準備 パナマ運河
第8章 大戦前夜:ドイツ情報工作とタフト外交
第9章 第一次世界大戦:アメリカの戦争準備と参戦、そしてドイツの対日外交の紆余曲折
第10章 民主主義のための「軍国主義」
渡辺 惣樹[ワタナベ ソウキ]
著・文・その他
内容説明
セオドア・ルーズベルト大統領は日露戦争を通じて日本の高度な軍事力を知り、巧みな対日戦略を作り上げる。しかし続くウィリアム・タフト、ウッドロウ・ウィルソンの稚拙な外交政策と反日本人の動きが相まって、ルーズベルトが慎重に築いた日米関係は徐々に崩れていく。やがて第一次世界大戦に突入すると、英米ら列強は日本を梃子に戦況を有利に運ぼうとせめぎ合う。そして大戦の幕が降りるや、日本は米国の仮想敵国の筆頭に位置づけられることとなった。第一次世界大戦終了までの20年間を米側の最新資料を元に俯瞰し、1941年の日米衝突の原因をひとり日本に求める史観への修正を迫る、瞠目の日米開戦前史。第22回山本七平賞奨励賞受賞作。
目次
序章 スペインのフィリピン占領
第1章 アメリカ西漸運動の果て:フィリピン買収
第2章 日本への怖れ
第3章 日本人蔑視と日本人移民の停止
第4章 黄禍論、ドイツ外交、そして「偉大なる白い艦隊」
第5章 ブラック計画、オレンジ計画、そして「帝国国防方針」
第6章 迷走するドイツ外交
第7章 アメリカの戦争準備 パナマ運河
第8章 大戦前夜:ドイツ情報工作とタフト外交
第9章 第一次世界大戦:アメリカの戦争準備と参戦、そしてドイツの対日外交の紆余曲折
終章 民主主義のための「軍国主義」
著者等紹介
渡辺惣樹[ワタナベソウキ]
日本近現代史研究家。北米在住。1954年静岡県下田市出身。77年東京大学経済学部卒業。30年にわたり米国・カナダでビジネスに従事。米英史料を広く渉猟し、日本開国以来の日米関係を新たな視点でとらえた著作が高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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