草思社文庫<br> 孤独な帝国 日本の一九二〇年代―ポール・クローデル外交書簡一九二一‐二七

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孤独な帝国 日本の一九二〇年代―ポール・クローデル外交書簡一九二一‐二七

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  • サイズ 文庫判/ページ数 592p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784794223302
  • NDC分類 210.69
  • Cコード C0121

出版社内容情報

二十世紀フランス文学を代表する詩人、劇作家であった外交官ポール・クローデルが駐日大使時代に本国に送った外交書簡集。
ジャポニズムを愛したクローデルが、大使として東京に赴任したのは第一次大戦世界後。
彼が遺した書簡には、極東の新興勢力として国際社会の注目を集め、近代化に向けて邁進する日本社会の諸相が見事な筆致で描かれている。
さらに英米の連携が強まる情勢下で、日本が孤立を深めつつあることを指摘し、その先に到来する事態を正確に見通していた――
卓越した観察眼がとらえた、近代日本の転換点に迫る第一級の外交文書。
解説:平川?弘


ポール・クローデル[ポール クローデル]
著・文・その他

奈良 道子[ナラ ミチコ]
翻訳

内容説明

二十世紀フランス文学を代表する詩人、劇作家であった外交官ポール・クローデルが駐日大使時代に本国に送った外交書簡集。ジャポニズムを愛したクローデルが、大使として東京に赴任したのは第一次大戦世界後。彼が遺した書簡には、極東の新興勢力として国際社会の注目を集め、近代化に向けて邁進する日本社会の諸相が見事な筆致で描かれている。さらに英米の連携が強まる情勢下で、日本が孤立を深めつつあることを指摘し、その先に到来する事態を正確に見通していた―卓越した観察眼がとらえた、近代日本の転換点に迫る第一級の外交文書。

目次

裕仁皇太子摂政となる
ワシントン会議と日本の軍艦数の削減、および中国の問題
私の信任状の捧呈
カトリック布教団
日仏協会の懇親会
駐日ドイツ大使ゾルフ博士の発言
大隈侯爵の死
日仏接近に関する『読売新聞』の記事
山県公爵の死、元老制度の終焉
国内問題・陸軍の縮小・普通選挙・ボルシェビズムの弾圧〔ほか〕

著者等紹介

クローデル,ポール[クローデル,ポール] [Claudel,Paul]
詩人、劇作家、外交官。1868~1955。パリ東北東、約100キロの小村ヴィルヌーヴ・スュル・フェールで地方官吏の息子として1868年(明治維新の年)8月に生まれる。姉のカミーユは彫刻家。ロダンの弟子で愛人でもあった。1890年、外交官試験に首席合格。ニューヨーク、ボストン、上海、福州、天津、北京、プラハ、フランクフルト、ハンブルクの領事館勤務を経て、1917年リオデジャネイロ駐在公使、19年にコペンハーゲンの駐在公使となる。21年から27年まで駐日大使を務め、その後、ワシントン、ブリュッセルに大使として駐在する

奈良道子[ナラミチコ]
フランス政府技術協力給費留学生としてマルセイユ大学理学部、生化学研究所へ留学(Ancienne boursi`ere de Coop´eration technique du Gouvernement Francais pour l’ann´ee 1965‐1966)。アテネフランセ卒業。通訳案内業国家資格(仏語)および仏検1級(DAPF)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Hotspur

3
クローデルが20世紀フランス文学を代表する作家でありながら外交官としての務めに精勤していたことは知っていたが、本書を読むとその現実的な観察眼にも舌を巻く。例えば1925年から26年にかけての通常国会に対する鋭い所感であるとか、或いは京都日仏学館を設立するにあたっての本国を説得するための具体的な数字や関係者に対する人物評価を交えた議論などは圧巻である。これが『繻子の靴』の作家?永井荷風がクローデルを森鴎外と並べて評価したのもむべなるかな。2018/04/16

2003_ashi

1
在日フランス大使からみた1920年代の日本あ描かれているが、日本が孤立を深めつつあり、その先に至る事態を正確に見通していた。訳者のあとがきにもあったが、国民性、政治は今とあまり変わっていない。ということは、戦争を繰り返す可能性も排除はできない。2020/02/01

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