出版社内容情報
1957年、ソ連の人工衛星スプートニクが、アメリカの上空を横切った。夜空を見上げ、その輝きに魅せられた落ちこぼれ高校生四人組は考えた―このままこの炭鉱町の平凡な高校生のままでいいのか?そうだ、ぼくらもロケットをつくってみよう!度重なる打ち上げ失敗にも、父の反対や町の人々からの嘲笑にもめげず、四人はロケットづくりに没頭する。そして奇人だが頭のいい同級生の協力も得て、いつしか彼らはロケットボーイズと呼ばれて町の人気者に。けれど、根っからの炭鉱の男である父だけは、認めてくれない…。のちにNASAのエンジニアになった著者が、ロケットづくりを通して成長を遂げていった青春時代をつづる、感動の自伝。 映画『遠い空の向こうに』原作。
【著者紹介】
1943年、ウエストバージニア州コールウッド生まれ。大学卒業後はNASAのエンジニアとして活躍。退職した現在は、航空宇宙プロジェクトの顧問となり、アラバマ州ハンツヴィルに在住。現在は作家として活躍。1999年に本作を前作とした映画『遠い空の向こうに』が制作され青春映画の傑作として高い評価を受けた。映画の原題October Sky はRocket Boysのアナグラムになっている。
内容説明
寝る間も惜しんで一心に打ち込むロケットボーイズたちの姿に、やがて町の人々は協力しはじめる。斜陽を迎えつつあった炭鉱町で、彼らの挑戦は人々に新たな希望を与えたのだ。だが、炭鉱労働者の父は相変わらず見向きもしない。「僕の手でロケットを完成させて、父に認めさせてみせる!」その決意を胸に、自作ロケットで科学フェアに参加する。父と子の溝は、はたして埋められるのか―。NASAの元エンジニアが宇宙を夢見た青春時代を振り返り、夢をもちつづけることの大切さを教える成長物語。
目次
機械工たち
ロケットの本
炭柱の倒壊
州警察
決断
ヴァレンタイン
落盤事故
再出発
オーデルの宝物
亜鉛ウィスキー燃料
理想のロケット
科学フェア
インディアナポリスへ着ていく服
全国大会
著者等紹介
ヒッカム,ジュニア,ホーマー[ヒッカム,ジュニア,ホーマー] [Hickam,Jr.,Homer H.]
1943年、ウェストヴァージニア州コールウッド生まれ。大学卒業後、NASAのエンジニアとして活躍。退職後は航空宇宙プロジェクトの顧問。現在は作家として活躍中
武者圭子[ムシャケイコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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LvzaB
げんまん
Masako3
しょ
らいすむ