江戸時代の罪と罰

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794221681
  • NDC分類 322.15
  • Cコード C0021

出版社内容情報

江戸時代の尋問、拷問、処刑の実態から、牢獄の世界までを詳述。年月とともに過酷刑が廃され寛容化していく。貴重図版30点を収録。

江戸初期の「残酷時代」、将軍吉宗による「減刑化」の時代、明治維新を迎え、打ち首・獄門などの過酷刑を廃止、刑も文明化してゆく。
昨秋、国立公文書館で催され大盛況だった著者企画監修の展覧会の内容を大幅増補し書籍化。尋問、拷問、処刑の実態から、牢獄の世界まで、全26章、驚愕の事実が満載!希少な図版30点を収録!

■ 辻斬り・千人斬りの時代 
■ 残酷な刑〈金沢藩〉─牛裂き、釜煎、のこぎり引 
■ 残酷な刑〈会津藩〉─松明あぶり
■ 残酷な刑〈大坂〉─蒸し焼き 
■ 耳そぎ鼻そぎ
■ 拷問いろいろ 
■ 淫らな妻や娘への処罰 
■ 与力の尋問マニュアル 
■ 冤罪を反省する奉行
■ 囚人による獄中自治とリンチ 
■ 牢屋のトイレの使用法 
■ 囚人、猫を飼う
■ 囚人のランク別・食事メニュー 
■ 牢屋が火災に遭ったら 
■ 恩赦 
■ 刑罰の明治維新

【著者紹介】
1954 年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者(日本近世史)。江戸時代の性、老い、家族を中心テーマに、独自の切り口で研究を続けている。著書に『かたき討ち─復讐の作法─』『江戸人の性』(草思社文庫)、『武士道とエロス』(講談社現代新書)、『江戸の少年』(平凡社ライブラリー)、『不義密通』(洋泉社MC 新書)、『サムライとヤクザ』(ちくま文庫)などがある。

内容説明

重罪人は、火あぶり、牛裂、鋸引。減刑されても、耳そぎ鼻そぎ。牢屋の中は、疫病蔓延、リンチの嵐。残酷時代、減刑化の時代を経て、明治維新へ。闇の歴史に光を当てる、驚愕の全二十六章。

目次

第1部 残告時代―人命の軽さと過酷な刑(人斬りと追腹;辻斬り ほか)
第2部 将軍吉宗の改革(武士は優しくあれ;『御仕置裁許帳』と『公事方御定書』 ほか)
第3部 冤罪(冤罪はつくられる;小さな事件 ほか)
第4部 地獄の慈悲―小伝馬町牢屋敷(牢獄の世界;囚人、渡辺崋山と吉田松陰 ほか)

著者等紹介

氏家幹人[ウジイエミキト]
1954年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者(日本近世史)。江戸時代の性、老い、家族を中心テーマに、独自の切り口で研究を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

58
戦国時代の風習を引きずるのは、先例の無さ故。士農工商や主従関係、そして夫婦関係。”共同体”の秩序を重視。辻斬りや御道具様物などもその一端。方法論は別として、自白強要と伴う冤罪は、現代でも未だに耳する用語。時代に関係なく、人の持つ暗部なのかもしれない。死刑軽減のための耳削ぎや鼻削ぎ・・・、究極の選択に聞こえる。洒落にならない挿絵もあるが、豊富な挿絵と補足説明が理解を深めるのに一助。淡々とした語り口と、これでもかと続く史実に、歴史教科書かとも思わせる一冊。2017/08/20

たんたんx

19
江戸時代前期は、人命を軽視する風潮だった。刑罰や拷問も厳しく、被疑者は虚偽自白に追い詰められ冤罪も起こりがちだった。江戸後期になるにつれ、刑罰も緩くなっていくのだが、牢死人は幕末にかけて増加していく。過密収容の牢内の環境が劣悪で、粗悪な食事のために抵抗力も落ちて次々と病気に罹ったようだ。明治三年に拘禁された河鍋暁斎が「東京府の獄屋」を描いているが、絵の内容は衝撃的だ。さらに、「牢法」とは何ぞや。地獄の沙汰も金次第って……2017/07/09

getsuki

10
江戸初期の血生臭さから徐々に変化していった刑罰を始めとして、牢内の生活や恩赦などを纏めた一冊。原文からの引用も多くて読むのに苦戦したものの、当時の罪と罰に対する考え方が浮き彫りになるあたりは興味深い。2017/02/16

2
情でほぼ決まる。2021/11/12

mimm

1
江戸時代初期の人命の軽さを象徴する人斬り、辻斬りから始まり、残酷な刑(牛裂・釜煎など)から江戸中期、将軍吉宗による刑の緩和化、法令集の編纂など、刑罰改革の断行。また冤罪や牢獄の実態を多彩な史料から照らし出した、江戸時代中心をに、明治十数年代までを対象とした、罪と罰の「展示会」。絵図にぞっとしたり、古文書(の解説)を眺めたり。今につながる問題をも秘めた、興味深い内容でした。2019/06/20

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