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内容説明
数ある絵手本のなかでも最も初心者向けに描かれた『一筆画譜』は江戸期のベストセラー。尾張の福善斎が描いた鳥の一筆描きに感銘した北斎が、さらに工夫をこらし、人物鳥獣草花など様々なモチーフを簡単に描けるよう3色摺の版本として刊行。様々なモチーフを連続文様にし「古今に見も聞かざるの紋をなす」『新形小紋帳』。櫛と煙管の様々なデザインを表した『今様櫛〓(きん)雛形』全図を収載。『北斎絵手本集成』本篇、これにて完結!各絵手本中の本文解読「読み下し文」収録。書誌・書影を掲載。巻末論文「北斎旅行考」収録。
目次
伝神開手 一筆画譜
新形小紋帳
今様櫛〓(きん)雛形 くしの部 上
今様櫛〓(きん)雛形 くしの部 下
今様櫛〓(きん)雛形 きせるの部
北斎絵手本集成 六 解説
北斎旅行考
底本の書誌と作品の内容
著者等紹介
永田生慈[ナガタセイジ]
1951年(昭和26年)、島根県津和野町に生まれた。美術史家、美術評論家。立正大学文学部史学科卒業。その後、浮世絵を専門とする太田記念美術館の設立に携わり、同館副館長兼学芸部長。2008年退任。小学生の頃より北斎に親しみ、大学在学中には年二回の北斎専門誌を創刊。1990年には出身地の津和野に葛飾北斎美術館を開設し館長を務めた(2015年閉館)。国内外で多くの北斎展を企画・監修。2016年にはフランスの芸術文化勲章オフィシエを受章した。『葛飾北斎の本懐』(角川選書 2017年刊)など編・著書多数、2018年(平成30年)2月没(享年66歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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