内容説明
1977年、新潟でバドミントン部の練習を終えて帰宅途中の13歳の少女横田めぐみさんが忽然と姿を消した。事故か家出か。大規模に捜索も空しく、生死不明のまま20年が過ぎた。97年、両親のもとに驚くべき知らせが届いた。めぐみさんは北朝鮮の工作員に拉致され、ピョンヤンにいると―。消息が浮上するまでの辛苦の日々を綴り、恐るべき国家犯罪を世に知らしめた慟哭の手記。
目次
プロローグ 娘が元気でいるという夢を見て
第1章 ある日突然、娘がいなくなった
第2章 五人家族のにぎやかな食卓
第3章 手がかりを求めて
第4章 笑うと、えくぼが
第5章 わが身に代えても
エピローグ 凛然とした日本人の心で、一日も早い救出を
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ceskepivo
6
あの時、あの場所にめぐみさんがいなければ・・・、本書を読みながら何度も思った。めぐみさんが拉致される必然性は何もない。連れ去られた船の中で「お母さん、お母さん」と言って泣き叫び、爪が剥がれるまで壁をかきむしっためぐみさん。ご両親とめぐみさんと再開される日が来ることを心からお祈りします。2013/09/07
まこと
4
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん。その母親の早紀江さんによる手記。 ところどころもらい泣きしそうになりました。 そう、「国民の生命、財産を守るのが国の義務」って言うもんな~。 だけど、あれ?そんな条文、憲法にあったっけ?と日本国憲法を引っ張り出してみました。 明文化されてない。 調べてみたら安倍内閣の施政方針演説の中の文言でした。 安倍首相の信念が日本国民に浸透しているのですね。 僕も信じています。 お父さんとお母さんがご存命中にめぐみさんを取り戻すことが、日本国にはできるのだということを。2015/03/27
イルカ
1
とても恐ろしいことです。日本として国をあげて解決をして欲しい。2012/02/13