昭和天皇とラストエンペラー―溥儀と満州国の真実

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昭和天皇とラストエンペラー―溥儀と満州国の真実

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794215963
  • NDC分類 222.5
  • Cコード C0021

出版社内容情報

溥儀の通訳、林出賢次郎の「厳秘会見録」、溥儀が発した「回鑾訓民詔書」等の一級史料から、清朝復活をめざす溥儀の日本訪問、皇族との交流をあとづけ、溥儀が昭和天皇の「弟」と認識することで関東軍にたいするイニシアチブを握ろうとしたプロセスとその結末を明らかにする。満州国=傀儡政権の一面的見方に修正を迫る画期的研究!

内容説明

昭和七(一九三二)年三月一日に成立した満州国は、僅か十三年余で消滅した。大陸にかけた人々の理想は雲散霧消し、日本の敗戦で多大な犠牲者が出た。大清帝国復活を望む溥儀を担ぎ、新国家建設をめざす関東軍がつくりだしたという満州国。それは本当に傀儡国家だったのか。昭和十(一九三五)年と十五(一九四〇)年の二度の訪日後、国民に向けた詔書に溥儀自ら手を加え、天皇との精神一体化を強調したのはなぜか。建国神廟に天照大神を祀ることに執心したのはなぜだったのか。訪日中の昭和天皇、各皇族との交流に着目、外務・陸軍省史料をもとにこれをたどり、溥儀の真意を読み解いていく。新たな視点から溥儀と満州国の実像に迫った意欲作。

目次

はじめに 満州国皇帝溥儀とは何だったのか
第1章 復辟への道
第2章 満州国建国
第3章 皇帝即位
第4章 溥儀訪日
第5章 回鑾訓民詔書
第6章 関東軍の「内面指導」
第7章 建国神廟
おわりに 東京裁判証言における溥儀の真意

著者等紹介

波多野勝[ハタノマサル]
1953年生まれ。日本近現代史研究家。慶應義塾大学法学部卒業。同大学院法学研究科博士課程修了。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

若黎

8
最後まで読んでから、溥儀の2回の訪日に焦点を絞ってあったことに気づく間抜けっぷりでした。でも、今まで読んだなかでは、あまり訪日の様子を詳しく書いたものが無かったような気もするので、これはこれでありがたいです。2024/09/09

Ryuji

6
★★★★☆清朝最後の皇帝であり、1932年から1945年まで満州国の執政・皇帝であった愛新覚羅溥儀と満州国という国家を、日本の皇室との関りを中心に考察した本です。溥儀の最大の願いは復辟(フクヘキ:大清帝国の復活)であったことは間違いないだろうし、当然日本の傀儡国家であることはある程度分かった上で最初は満州国の執政に就いたのだろう。日本皇室との交流(二度の来日)で、溥儀自身が日本皇室と同列になることで関東軍を抑えられるのではないかと考えたという推測は充分あり得る話だなと思った。2017/12/10

moriokandream

0
映画「ラストエンペラー」では取り上げられていない日本皇室との交流に関する記録・考察を知りたく読む。日本に一方的に利用されたという見られ方が多いフギたが、しかし同時に「皇室との限りない融合」を通じて、逆にフギも日本を利用しようとしていたという点が興味深い。 奉天でのソ連による拘束を間一髪逃れていたら、彼と日本は今頃どうなっていたのだろうか。

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