内容説明
思春期の子にとって、親の助けは干渉、心配は子ども扱い、忠告は親のエゴだ。助けようとすると恨まれ、導こうとすると拒まれるとき、どんなふうにコミュニケーションをとればいいのだろう？争いを避け、尊重しあって共に生きるためのコミュニケーション・スキルを教える貴重な一冊。世界的ベストセラー『子どもの話にどんな返事をしてますか？』の思春期版。
目次
親の気持ち、子どもの本音
思春期の子を上手に助ける
もっとも大切なこと
効果的な聞き方、答え方
批判しないほうがうまくいく
子どもを責めない怒り方
子どものためになるほめ方
子どもの目に大人はどう映っているか
人づきあいとデート
セックスと人間の価値
運転、飲酒、ドラッグ
学び、成長し、変わる
著者等紹介
ギノット，ハイム・Ｇ．［ギノット，ハイムＧ．］［Ｇｉｎｏｔｔ，Ｈａｉｍ Ｇ．］
イスラエルで教師を経験した後、コロンビア大学で博士号を取得。臨床心理学者、子どものセラピストとして活躍し、親の教育プログラムを実施する。著書『子どもの話にどんな返事をしてますか？』は親子関係に革命的変化をもたらしたと絶賛され、世界３０カ国に翻訳され計５００万部売れた古典的名著（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のり
12
子どもの混乱と不満を受け入れる。理解を示そうとしすぎない。欠点をあげつらわない。依存を助長しない。性急に間違いを正そうとしない。子どものプライバシーを侵さない。説教は避け、長々と話をしない。レッテルを貼らない。子どもの発言の要点を繰り返す。批判や中傷は避ける。人格の特徴を攻撃しない。性格や気質を批判しない。怒りに対処するときには、自分が動揺していることをはっきりと伝え、それ以上何も言わない。タイトルに惹かれて借りました。子どもが思春期のころに再読したいです。2016/10/21
白ねこ師匠
10
［★★★★★／◎］思春期の子供（大体10〜19歳が対象）と相対する時に親が取るべき態度についての本。参考になる事例や言葉がたくさんで、とても良かった。子育てに完全な正解はなく人それぞれのアプローチがあっていいと思うが、子供も感情が複雑になり何を考えてるか理解が難しくなる頃。そこで事例が豊富な本書を参考にするのは悪くない。自分は割とできてる方だと思っていたが、まだまだ改善点があると自覚した。早速ひとつ実践してみたら息子からは満更ではない反応が返ってきて、ひとりほくそ笑んだ😊やった！2022/08/09
ちび
9
思春期の子どもへの接し方について書かれている本。まだ我が子には少し早いのと、例が海外のお話なので、ピンと来ないこともありましたが、為になることもたくさんありました。 中でも褒め方について。褒める＝評価なので、性格や人格について褒めることは良くないと言うのが目からウロコでした。子どものプレッシャーにもなり兼ねないし、そうでない部分の否定になってしまうということに納得。 褒めるなら出来事や作品を褒める。 人格や性格を褒めることが多かったので、今から気を付けて実践してみようと思います。2018/10/07
くろまによん
6
売れた子育て本の発展版。常識的にそれはイカンでしょと思うようなことが注意事項として書き連ねてある。しかし注意して読めば、いくつかの項目を無意識にやっていることに気づく。今のうちに是正しておこう。子どもいないけどね。2014/08/26
Anonymous
4
親から自由になり人格を作り直す。実験を繰り返す。理解示そうとしすぎない。子どもに行動をあわせなくて良い。干渉しない。選択を任せる。早急に間違いを正さない、プライバシー。混乱している子供の気分や感情に感染せず共感する。戦う必要が無い場合反論しない。気持ちどおりの言葉を言えば尊敬。間違った行動も弁護。人格や性格批判せず目の前の危機に対処。親の動揺をはっきり伝えそれ以上言わない。自発的に止めるのに時間がかかる。すばらしいと人を誉め（実現不可能な義務押し付け）るのではなく生産物をほめる。後はEvernote2016/05/23
