出版社内容情報
1950年から54年。現在の日本を決めた戦後の最重要期を日本人は忘れている──。
朝鮮戦争。進駐軍。暴力衝動。性の解放。歌舞伎、寄席、相撲の復活。ハードボイルド小説の上陸。凶悪犯罪。不可解な激動の時代。
内容説明
昭和25年から29年までの5年間。その後の日本のアウトラインを決めた最重要期なのに、なぜか顧みられず影の薄いこの時代を、世相の硬軟とりまぜてユニークな視点から描く。
目次
隣りの国では戦争をしていた―朝鮮戦争と日本人
イライラ・暴力衝動そして密告―この時期の日本人の心理
黒い英語とバラ色の英語―この時代の英語について
「ローマの休日」や「七人の侍」ばかり見ていたわけじゃない―映画はこうだった
演歌なんかどこを探してもない―音楽の世界
逆コースの文化たち―歌舞伎・寄席・相撲はいかに復活したか
ヤンキー~ウェルカムとゴーホーム―進駐軍クラブ、キャンプまわり、呼び屋、そして内灘闘争
性の開放―いったいどんな性が開放されたのか
ハードボイルドがやって来た―新しい文体、新しいライフスタイル
次の時代への予感―予兆に満ちた災害と犯罪
著者等紹介
鴨下信一[カモシタシンイチ]
1935年、東京生まれ。58年、東京大学美学科を卒業後、TBSに入社。ドラマや音楽などの番組を数多く演出する。現在、TBSテレビ相談役。古今東西の文章に造詣が深く、『忘れられた名文たち』のシリーズは、平均的日本人の名文を掘り起こす異色の文章読本となっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おらひらお
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