出版社内容情報
ヒトラーが終生隠し続けたスキャンダラスな出自と家庭環境を詳細な調査によって明かした初めての本。
内容説明
ヒトラーが終生隠し続けた闇―そのスキャンダラスな出自と家庭環境を、多数の未公開資料や当事者の証言をもとに明らかにしたはじめての書。
目次
第1章 一家の秘密
第2章 隠された故郷
第3章 プライベートな絆
第4章 一族の変わり種
第5章 ヒトラー対ヒトラー
第6章 陰の妹
第7章 現在のヒトラー家
著者等紹介
シュトラール,ヴォルフガング[シュトラール,ヴォルフガング][Zdral,Wolfgang]
1958年生まれ。経済学、政治学、コミュニケーション学を大学で学び、その後ジャーナリストとして活躍中。現在、雑誌『キャピタル』の編集を担当。2002年にヒトラーの資産をテーマとする著書を刊行
畔上司[アゼガミツカサ]
1951年長野県生まれ。東京大学経済学部卒。共著・訳書多数あり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ルナティック
4
再読。以前よりも結構分かる。ヒトラーにも親がいれば、兄弟姉妹もいる。父親のなかなかな暴君ぶり、母親の溺愛。そして出来上がった息子は~。のレベルは巷に無数にある。しかし世界を巻き込んだとなると、話は別。その時の社会が彼を望んだのか?どこで、ここまでの人物になったのか?分からないが、ちょっと薄ら見えてきたような気もした。子ども時代の写真を見ると、もう総統って顔している気がするので、そこは笑えばいいのか?(笑)当たり前だが、ヒトラーも人間なんだわ。それを再確認する本なのかもしれない。ちょっとンン?と思う部分あり2017/12/20
偽教授
3
日本語文献としてはかなりレアーな情報を扱ってるんだけど、著者の偏見が混じってたり、ところどころいい加減なことが書いてあったりするのが難点。2011/08/02
エビアン子
2
知人から借りた。義務教育程度のことしか、彼のことは知らなかった。まず可哀想。やっていることは悪で間違いないのかもしれないが、いちいち親族からの邪魔や金の催促が来る。国のために、本来は考えないといけないことが多いなか、やりにくかっただろうなぁ。甥で軍に入り、若くして亡くなった子には優しかったような。戦時中もパウラを逃したり、どこまで親族のことを思っていたのか不明。彼は死ぬ直前に満足したにか気になる。2025/07/23
takao
2
ふむ2023/01/09
ねこ@にゃーにゃー
2
家族とは縁薄い人だったというか、あまり人付き合いの上手な人ではなかったみたい。姪はともかく、兄弟姉妹にはあまり関心がなかったようだ。廻りが気を使って優遇しようとするのを最小限に押えたような節もあるし。 普通の家族というか、とりたてて才がある人たちではなかったみたい。独裁者が出なかったら本にもならなかったような家族でした。 ただ、最後の書いてあったシベリア送りになったりした遠縁の方たちは不運だったなあと。2007/12/09