内容説明
竜巻の威力、虹の色、蜃気楼などの、見る者を圧倒する不思議。雲が生まれる瞬間、空に映る地球の影などの、目をこらせば見えてくる不思議。約200点の美しい写真でさまざまな気象現象を紹介、その背後にある科学を解説する。
目次
第1章 雲(すべての基本、雲の見分け方をおぼえよう;雲や霧が生まれる場所へ行ってみよう ほか)
第2章 雨と風(雨はどうやって落ちてくるのか;雷にはまだ解明されていない謎がある ほか)
第3章 氷と雪(いろいろな種類の雪を見てみよう;空から降る氷を観察しよう;霜と霜柱のちがいとは何か;不思議な氷と氷の不思議;流氷を見に行こう)
第4章 大気での光の変化(景色がゆがんで見える現象 蜃気楼;つぶれた太陽 大気差;雲の間からの幻想的な光 光芒;空に映る影 地球影と二重富士;空に舞う氷が光を反射する 映日・太陽柱)
第5章 大気がつくる色(空の色はなぜ青いのか;朝日や夕日を科学的に見てみよう ほか)
著者等紹介
武田康男[タケダヤスオ]
1960年東京生まれ。1983年東北大学理学部地球物理学科卒業。高校教諭。気象予報士。日本気象学会会員。日本自然科学写真協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねなにょ
25
朝昼晩、どんな天気でも、空を眺めるのは気持ちがイイ😍。図書館で、空の写真がキレイだなぁと写真集を楽しむような感覚で借りてみたら、とても面白くわかりやすくタメになる本でした。2022/05/19
MINA
25
空って綺麗。ひたすら雲や空眺めて癒されてた。うろこ雲は多分見たことないかも、何故か一瞬ゾッとした(びっくり?)。1500mを超えた山からの景色は本当に半端ない。海のように広がる雲=雲海が神秘的すぎて…山に登りたくなった。にゅうどう雲って本当夏って感じで力強い。でも雷を伴う激しい雨の前触れなのね。積雲の群れからなる台風一過も写真にすればとても綺麗。樹木全体が凍った時のアイスモンスターとか漫画に出てきそう。彩雲とか凄すぎる。光芒(太陽光線が雲間から地表に刺し込む光景)が「天使の梯子」と呼ばれるの納得だわ。2018/05/22
ちろ
18
寝る前に気になるページをパラパラと見ながらちょっとずつ読んだ。この本を見た翌朝は、通勤の時にボーッと空を見上げて、あれはすじ雲だから上層雲か…なんてことを考えながら歩いてたらあっという間に駅に着いてた(笑)『すごい空の見つけかた』にも載っていたけど、「彩雲」は一度は自分の目で見てみたい気象現象の一つ。図書館で借りてきた本だけど、購入して好きなときに眺めたり勉強したりしたい一冊。少しでも空に興味があればぜひ手にとってもらいたい本。2010/12/22
とも*
12
『雲のカタログ』と同じシリーズになるのかな? そっちより科学的に解説してあったように思う。 こちらは気象観察とあるだけに雲だけじゃなく雨、雷、雪、霜、風等の発生の原因や条件が興味深かった。 殆ど日本で撮影されてるのも自分も見られるかもと期待してみたり。 取り敢えず彩雲が見てみたいな。 あと、山に登って見たいとか飛行機の中から見たいとか… 自然現象って凄い。2013/10/19
嘉江☆海★山♫
11
この本★欲しい!持ち歩きたい。雲や光が奏でる空はまるで美術館だ。七色に色づく雲、美しい虹、鮮やかな夕日、不思議なブロッケン現象…空はうつくしい。気象現象の科学的な解説もわかりやすい。空を見上げるのがよりいっそう楽しめる1冊だ。空は自然がくれる最高の贈り物だね。上を向いてあるこう♫また彩雲☆を見つけられるといいな。2013/10/30
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