PHP新書<br> テレビ報道の正しい見方

電子版価格
¥640
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

PHP新書
テレビ報道の正しい見方

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569613147
  • NDC分類 699.64
  • Cコード C0230

出版社内容情報

  TV報道はなぜ事実を歪めてしまうのか。各局の番組を検証し、報道する側、視る側が陥るワナを見抜く、テレビの正しい見方がわかる!  テレビメディアは、どこまで真実を伝えているのか。なぜ同じニュースが、報じ方によってかくも印象が異なってしまうのか。テレビ報道には、あらゆる演出が駆使されている。司会者のコメントや仕切り方、映像編集、テロップ、音響等々。▼本書では、公平性や正義を装いながら、視聴者を巧みに誘導する番組作りを徹底検証。日本のODAを歪めて報じたNHKのドキュメンタリー番組を俎上に、著者自ら現時を取材し、制作者側と激しく議論。さらに『ニュースステーション』『NEWS23』といった民放の看板番組を比較研究。「北朝鮮不審船事件」「森首相の神の国発言」はどのように報じられたのか、その傾向を分析する。▼さらに、米国のメディア事情や、学校におけるメディア・リテラシー教育のあり方まで言及。その上で著者は、視聴者の判断力を向上させるメディア検証機構の設立を提言する。▼今日からニュースの見方が変わる! メディアの本質を見抜いた意欲作。  ●序 テレビ報道はどこまで真実を伝えているか ●第1部 ドキュメンタリー番組の検証?視聴者から見た番組の作られ方 [1]求められた日本のODA報道?NHK・トルコ大震災報道番組 [2]縦割り行政批判のための「危うい」手法?誘導的報道の検証 [3]なぜ一面的報道は行われるのか ●第2部 ニュース報道番組の検証?テレビ情報の落とし穴 [1]こうも異なる番組の印象(1)?民放ニュース番組の比較研究 [2]こうも異なる番組の印象(2)?「神の国」発言をめぐる報道比較 ●第3部 テレビ報道を正しく見るために?メディア・リテラシーの必要性 [1]番組はどのように作られているか [2]取材する側の論理と取材される側の論理 [3]米国のメディア事情 [4]メディア・リテラシー教育 [5]メディア検証機構設立の必要性

内容説明

同じニュースが、なぜ報じ方によってかくも印象が異なるのか。司会者のコメントや仕切り方、映像編集、テロップ、音響など、テレビ報道にはあらゆる演出が駆使されている。本書では、公平性や正義を装いながら視聴者を巧みに誘導する番組作りを徹底検証。NHKのドキュメンタリー番組を俎上に、著者自ら現地を取材し、制作者側と激しく議論。さらに民放各社の番組を比較し、その傾向を分析。視聴者の判断力を向上させるメディア検証機構の設立を提唱する。報道番組の本質を見抜いた意欲作。

目次

序 テレビ報道はどこまで真実を伝えているか
第1部 ドキュメンタリー番組の検証―視聴者から見た番組の作られ方(歪められた日本のODA報道―NHK・トルコ大震災報道番組;縦割り行政批判のための「危うい」手法―誘導的報道の検証;なぜ一面的報道は行われるのか)
第2部 ニュース報道番組の検証―テレビ情報の落とし穴(こうも異なる番組の印象―(民放ニュース番組の比較研究;「神の国」発言をめぐる報道比較))
第3部 テレビ報道を正しく見るために―メディア・リテラシーの必要性(番組はどのように作られているか;取材する側の論理と取材される側の論理;米国のメディア事情;メディア・リテラシー教育;メディア検証機構設立の必要性)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かもめ(甘き絶望)

14
20年間積読。テレビ報道にはさまざまなバイアスがかかっているから、うのみにしてはいけない、という内容。トルコ大地震支援、北朝鮮不審船事件、ガイドライン関連法案審議、中村法相辞任、「神の国」発言報道問題などなどが例題に。NHKニュース10、NEWS23、ニュースステーション、ニュースJAPAN、今日の出来事、と、当時の夜の番組を多角的に分析。新聞とテレビの報道の違いとか、放送倫理、メディア・リテラシーにも言及。刊行2000年11月。インターネットはまだまだ成熟期ではなかったか。なんかなつかしかった。2.6点2021/10/06

koishikawa85

1
 2000年出版の本。かつて衝動買いした本を今頃通読した。いくつかの時事問題を取り上げて各局の報道の仕方を分析しているのだが、TBSの「NEWS23」が権力批判に偏りすぎだとか、そんなの調べなくても見ていりゃわかる。つまんないことを本に書いたものだ。まあニュースステーションにかなり好意的なのが意外ではあったが。 安倍政権に各局が萎縮している今、むしろ牧歌的であった時代の記録か。でもつまらない。2016/02/29

鈍足君

0
2000年出版の本ですが、草野先生の問題提起、今でも当てはまると思います。放送局が意見を持って主張することは当然でしょう。ニュースだって局によってスタンスが異なるから面白いのだし。人間が番組を作るのだから完全な公正中立なんて無理でしょう。一方でテレビが社会に与える影響は極めて大きいし、事実を曲げて世論誘導されることには恐ろしさを感じます。結局、情報を受け取る側がしっかりと取捨選択して自分の意見を持つことが大切なのでしょうが、簡単なことではありません。色々と考えさせられる良い本を読みました。2016/10/11

ほるひす

0
ひとつの事項に焦点を当てて各局がどのような報道を展開したのかを検証した部分は各局の特徴を知ることができ非常に有意義だった。ただ、この部分を読んでいて筆者はNEWS23には批判的、ニュースステーションには好意的な書き方をしているように感じた。2014/02/10

ハスハシング

0
作中にもある、情報を公正に判断出来る能力を養える様、物事を色々な角度から捉える様に心掛けたい。2013/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/534681
  • ご注意事項