出版社内容情報
《子ども至上主義が》、日本社会から健全な常識を奪っている! 子どもに「自主性」や「個性」を強制するまやかし教育論を完膚なきまでに論破する本。
内容説明
子どもの「なぜ?」にいちいち答えてはいけない。「悪いものは悪い」「大人の言うことは聞きなさい」というセリフは、教育には本来、不可欠なものである。「理屈抜きに従うべきルールというものが、世の中にはある」ということを教えるのが教育の重要な役割なのだ―。子どもに「個性」や「自主性」を強制する、まやかし教育論を撃つ。
目次
第1章 子どもの意見を聞くのはやめなさい!(対立する子ども像―『十五少年漂流記』と『蠅の王』;「自由のびのび」教育の大誤算 ほか)
第2章 自由だの権利だの言うのはやめなさい!(教育論の洪水;体罰のなかった日本 ほか)
第3章 人殺しの味方をするのはやめなさい!(厳罰化の是非;死刑があるのは「野蛮な国」 ほか)
第4章 「個性」を言い訳にするのはやめなさい!(「国家戦略型」と「社会福祉型」;豊かさの前提条件を無視する「ゆとり」派 ほか)
著者等紹介
佐藤貴彦[サトウタカヒコ]
1960年、大分県生まれ。名古屋大学理学部卒。評論家
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