出版社内容情報
片頭痛、リウマチから末期ガンまで痛みが生じる仕組みを明かし、痛みを消すべく戦う医師と患者を描く。
内容説明
痛みはわれわれの体を危害から守る。では慢性痛はなぜおこるのか?人はなぜ痛みに悩まされるのか?痛みには意味があるのか?神経外科医である著者が、片頭痛、三叉神経痛、椎間板ヘルニア、慢性関節リウマチ、幻肢痛、心臓発作、末期がん等について、痛みが生じる仕組みを明かし、効果的な治療法を実体験とともに綴る。痛みからの解放という、最高の贈り物を手にするために戦う人々の姿が胸に迫る書。
目次
たかが頭痛、されど頭痛―片頭痛
感じるはずのない痛み―幻肢痛
涙が流れても痛い顔面―三叉神経痛
人が立って歩くかぎり―椎間板ヘルニア
女の戦争―出産
内側からの攻撃―慢性関節リウマチ
現代の聖痕―手根管症候群
太古からの痛み―心臓発作
痛みを感じないという悲劇―痛覚欠如
眠りと死のはざまで―麻酔
その痛みは本物か―詐病
最後の駆け引き―末期がん
たとえ気のせいでも―疼痛管理
著者等紹介
ヴァートシック,フランク,ジュニア[ヴァートシック,フランク,ジュニア][Vertosick,Frank T.,Jr.]
大学で理論物理学を専攻し、製鋼所の工員を経験したのちピッツバーグ大学医学部に進み、脳神経外科医となる。ウェスタンペンシルヴェニア病院の脳神経外科副主任および脳腫瘍センター副所長をへて、ペインクリニックを開く
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