内容説明
二月革命によるツァーリズムの終焉は、ロシアの社会秩序を急激に崩壊させた。政治上層部の暗闘をよそに、市民生活の安寧に影響の深かった旧警察権力は瓦解し、様々な犯罪、社会病理が噴出する。本書は、1917年3月から18年5月に至るペトログラードの市民生活を、「低俗新聞」の社会面に載った記事によって再現する、初めての試みである。政治によって社会が動かされ、社会が政治に影響していく歴史の全体像が活写される。
目次
第1章 二月革命の余波―社会秩序の亀裂(3月~4月)
第2章 不安な春―亀裂の拡大(5月~6月)
第3章 革命の暑い夏―犯罪の蔓延(7月~8月)
第4章 革命前夜―社会秩序の崩壊(9月~10月革命まで)
第5章 鉄の拳―ボリシェヴィキ政権の秩序回復
終章 ペトログラードにおける革命と犯罪



