内容説明
将来の進路、家族や友人との関係などに悩む、ノーラという女性にあてて書かれた52通の手紙。悲惨なことばかりが目につく時代にこそ、内面への探求が外の世界を見る目を養ってくれる、と優しくあたたかく、私たちを導いてゆく。
目次
人生ってそんなにつまらないもの?
不安は探求がはじまる予兆
高貴ということ
心と身体の調和
強くなければ愛せない
田舎で暮らしていて、飽きないの?
死者との向きあい方
自分の核に火をつける
年齢を受けいれる
木は生き方を教えてくれる〔ほか〕
著者等紹介
タマーロ,スザンナ[タマーロ,スザンナ][Tamaro,Susanna]
1957年、イタリア・トリエステに生まれる。十代の終わりにローマに移り、シナリオを学ぶ。イタリア国営放送のために記録映画を制作しながら小説を書きつづけ、89年に『うわの空』でデビュー、エルサ・モランテ賞を受賞する。91年には作品集『独りごとのように』を発表し、イタリア・ペンクラブ賞、ラパッロ賞を受賞
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