内容説明
がんの原因となる活性酸素を消す唾液。唾液を出すには、よく噛むことだ。ダイエットに、ボケ防止に、美容に、「噛む効用」を科学的に説く。
目次
1 噛まないからこんなことに
2 日本人はなぜ噛まなくなったのか
3 なぜ唾液に注目したのか
4 知られざる唾液のすごいパワー
5 活性酸素を噛み消す唾液の力
6 活性酸素に負けない防御法とは
7 噛むと美容や健康にどんな効果があるか
8 どうすればよく噛むようになるか
著者等紹介
西岡一[ニシオカハジメ]
1934(昭和9)年、京都に生まれる。京都大学医学部薬学科(現薬学部)卒業。放射線や化学物質の毒性のメカニズム研究が専門で、とくに食品添加物、農薬、化粧品の毒性研究で知られる。唾液の研究では国際的にも評価が高い。現在、京都バイオサイエンス研究所所長。同志社大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Humbaba
1
体は食べたもので作られる。だからこそ何を食べるのかというのはとても重要になる。また、同じ素材であってもそれがどのように調理されているものなのかというのも影響してくる。かつては歯ごたえのあるものを自然と食べており、噛むことを意識しなくても自然と咀嚼回数は多くなっていた。しかし、柔らかくて食べやすいものが簡単に手に入るようになると、自然とそちらを選びがちになる。確かに食べやすく、短期的にはプラスになったとしてもそれによって咀嚼回数が減り、体が発達しなくなるという別の問題を生んでしまっている。2025/06/07
Humbaba
1
健康になりたい、あるいは今ある健康を維持したい。それは多くの人が願っていることである。そのために健康食品を購入したりもするが、それが効くかどうかは不明瞭な部分も多い。また、そこにコストをかけることで他のものができなくなることもある。そのようなものにコストを支払うよりも、しっかりと噛むということを心掛けたほうが効果は高く、かつコストは少ない。即効性はないかもしれないが、続けていれば確実に効果は表れてくれる。2024/11/15
Humbaba
1
噛む回数を増やすのは、健康にとって非常に効果的である。また、そもそも噛むだけであれば準備はいらず、また、行うために追加でコストがかかるようなこともない。直ぐに効果が現れるとは限らないが、続けていれば量化する可能性が高いのはエビデンスが示しているし、かりに効果がなくとも失うものは何もない。2015/01/30
オレンジ。
1
最近、歯の噛み合せが悪くてあまり噛めていないので歯医者に行かねばと思いました(汗)2010/05/11