棟梁を育てる高校―球磨工高伝統建築コースの14年

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794211941
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

大工になりたい人、集まれ! 徒弟制でなく、原理と基礎を親切に教え、学校教育の中で職人を育てる初の試み。その感動の記録。

内容説明

いま子どもたちに人気のある職業は大工であるという。それを先取りしたともいえる大工を育て、棟梁を目指す学校が平成元(一九八九)年、熊本県立球磨工業高校に誕生した。“伝統建築コース”がそれである。1学年20名。女子も入学可。近年、伝統建築に携わる技能者が高齢化し、後継者のなり手のないことから、日本の(熊本県産の)木材を生かし、従来の木造軸組工法をマスターした大工を、徒弟制ではなく、学校教育のなかで養成する日本で初の野心的な取り組みであった。

目次

1 文化財と林業の里・人吉球磨
2 高校で大工を育てる初の試み
3 教育の原点がここにある!
4 もの作りは喜び、やればできる!
5 はばたけ若い大工たち
6 “伝統建築コース”のゆくえ

著者等紹介

笠井一子[カサイカズコ]
昭和20(1945)年、広島県生まれ。昭和44(1969)年、法政大学社会学部社会学科卒業
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感想・レビュー

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Roko

28
これまで大工という仕事は徒弟制度で成り立ってきました。そんなこともあって、腕のいい大工さんはドンドン減っています。そんな状況の中、球磨工業高校に「伝統建築コース」が生まれました。日本建築を学ぶためには実地作業が大事なのです。まずは、ノコギリやノミの使い方、手入れの方法から始まり、木の種類を覚え、実際にある建築物を見たり、修復のお手伝いをしたりすることで、大工としての基本を身につけていきます。 この高校のような学校が全国にできたらいいな、そして卒業生たちが様々な現場で働けるようになって欲しいと願うのです。2023/01/19

ゆきちゃん#

0
★★★2024/12/10

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