内容説明
ライト兄弟より先に飛んだ?とびきりお洒落で、ちょっとおかしな天才飛行家。
目次
ブラジルのコーヒー農園で
それは小さな気球からはじまった
パリの空、黄色い飛行船が飛ぶ
空の征服者と呼ばれ
地中海上にまっしぐら
飛行船ブームはどこへ行く?
空中散歩人
(なし)
奇怪な装置―航空機に挑む
人類の夢のはじまり
ルイ・カルティエとの食事
ライト兄弟の影
病、そして、さらなる一撃
七月二三日の朝
人は空を飛ぶ
著者等紹介
ウィンターズ,ナンシー[Winters,Nancy]
詩人、小説家、トラベル・ライター。ロンドン在住
忠平美幸[タダヒラミユキ]
神奈川県出身。早稲田大学第一文学部卒業
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
2
ライト兄弟の次に飛行機で空を飛んだ男、ヨーロッパで初めて空を飛んだ男、それがサントス・デュモン。当時はライト兄弟より国際的有名人だったのに、何故かすっかり忘れ去られたこの人物に光を当てた名著。ロマンチストで洒脱で、でも自分の夢を実現することを決して疑わなかったデュモンの生涯はとても清々しい。2009/12/28
Urso
1
ブラジルに来て「本当に最初に飛んだのはライト兄弟じゃなくてサントス・デュモンだよ」という話を聞いて興味が沸いて読んでみた。飛ぶことに対して貪欲でありながら、洒落っ気も忘れないような愛すべきキャラクター。ライト兄弟の記録に影にサントス・ドゥモンの悲しい晩年あり。。。今でもブラジルの道や空港には彼の名前が付き、彼の飛行機が飾られた公園もあります。2012/04/20
ハゲ
1
サントス‐デュモンに興味を持って読んだけど、翻訳がなんか読みづらい。普段海外の本読んでないせいかな~?もう少し読みやすくならないものか…。当時の写真も多く掲載されてて、サントス‐デュモンの人となりもなんとなく分かった。愛される紳士です。2012/04/30
ゆ
0
空を飛ぶことにひたむきな情熱をかけた男。彼の飛行を目にした観衆はさぞかし心躍ったことだろう。新しい物が発見、発明されていくパリ万博頃の飛行船、飛行機たるや、人々の希望やロマンに満ちあふれていただろうと感じさせられた。写真や絵が豊富でサントスデュモンの人となりも伝わる読みやすい作品。2013/08/10
Lucea
0
この本を読めて、サントス-デュモンという人物のことを知ることができて本当に良かった。2008/01/15