八十歳、わが日々を生きる

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  • サイズ B6判/ページ数 206p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784794210142
  • NDC分類 934
  • Cコード C0098

内容説明

人は歳を重ねるにつれ、穏やかになると思われているけれど、80代にたどり着いてようやくわかったこと―。人は老いてみてようやく、自分の人生を、ほんとうの自分を、情熱的に生きられるようになるのだ。女優、作家、心理学者として生涯活躍した著者が、みずからの老いと対峙し、その日々の心の移ろいを真摯につづる。ほんものの老年体験をつづった書として『八十路から眺めれば』の著者マルコム・カウリーに絶賛された感動の名著。

目次

第1部 ノートと語り暮らす(ノートとともに;新しい価値観にはなじめない;老いているからこそ;80歳からの情熱 ほか)
第2部 病めるときも(おまけの一日;新しい生、新しい力;生きそこなう、死にそこなう;キリスト受難の日 ほか)

著者等紹介

スコット・マクスウェル,フロリダ[ScottMaxwell,Florida]
1883年9月24日、米国フロリダ州に生まれる。16歳で舞台女優となり、1910年に結婚してスコットランドに移住し、婦人参政権運動に参加。主婦をへて、作家、劇作家、その後はユング派の心理分析家として活躍。数々の著作をものした。『八十歳、わが日々を生きる』は1968年に米国Knopf社より出版され、1979年からはPenguin Booksの一冊として現在にいたるまで読み継がれている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miyu

35
メイ・サートン繋がりで読んだがとてもよかった。この本がアメリカで初出版されたのは1968年で著者は82歳だったそうだ。彼女が50年も前に考え疑問に思っていたことが未だに色褪せていないというのは、世の中がまるで変化していないのか、あるいは著者が危惧したようにさらに悪い方に傾いてきたのか、一体どちらだろうか。たぶん後者だと私は思う。自分自身の確信が破綻している為に親は我が子に善悪の基準をきちんと教えられないとか、群れの論理に身を任せた方が楽だから個を確立しようとしない人が増えたとか、耳の痛い記述が多かった。2016/08/31

ののまる

13
メイ・サートンの日記のなかで、いま読んでいる本として文章が引用され、内容に触発されて思索していたので、私も読んでみたくて。とてもよかった。「あなたの人生のさまざまなできごとを自分のものにできれば、もうそれだけであなたはあなた自身のものになる」「年老いたときには、自分の魂が唯一の相棒になる」2015/10/12

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