内容説明
1992年12月14日、たったひとりの娘、香里が交通事故で逝った。残された母親(著者)は悲しみのどん底につき落とされ、辛い日日が続く。なぜ娘は消えてしまったのか、これからどうやって生きてゆけばよいのか…。絶望にうちひしがれて日々を送るうちに、身のまわりで、いくつもの不思議な出来事が起こりはじめた。―これは香里のメッセージなのだろうか?はじめは半信半疑だった著者も、しだいに、姿は見えなくても娘はいつもそばにいる、と魂の存在を確信するようになる。そして、死は終わりではないこと、人生で起こることはすべて偶然ではなく、「生きること」の真実を知るためのレッスンだと悟ってゆく。娘の死の翌日から、すべてを受け入れ前向きに歩みはじめるまでの心の軌跡を綴った、胸に迫る日記。
目次
第1部 悲しみの傷跡―一九九二年十二月十五日~九三年三月五日
第2部 回復への道のり―一九九三年三月十六日~十二月十五日
第3部 使命に向かって―一九九三年十二月十六日~九四年十二月十五日
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- 和書
- 渡り医師犬童 祥伝社文庫