内容説明
どんな楽器がどんな性格を生み、いかなる人がいかなる楽器を選ぶのか。NHK交響楽団首席オーボエ奏者、茂木大輔氏の、画期的な楽器別人格形成論。はじけるユーモア、鋭い視点、現役奏者ならではの、リアリティあふれる分析。行間から浮かびあがる、オーケストラとその奏者たちの本質。新しい音楽人類学と呼べるものが、ここにある。楽器を、音楽を愛する人、これから目指す人、必読の書。
目次
第1章 楽器選択運命論―どんなヒトがどんな楽器を選ぶのか
第2章 楽器別人格形成論―いかなる楽器がいかなる性格をつくるのか
第3章 楽隊社会応用編―オケマンとはいかなるヒトか
第4章 フィールドワーク楽隊編―楽器とヒトとの不思議な関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kurumi
2
楽しく読んだ。楽器をやっていたら数倍楽しめたに違いない。2012/06/06
bornblue
2
楽しく読ませてもらったけど、あちこちから文句がでないのかな?(笑2011/05/10
昼夜
2
ヴァイオリン弾きなのにトロンボーンの結果には落ち込んだ。
Azure
1
全員が全員当てはまるわけではないけど、おおむねその通りなんだろうなと思う。性格が先か楽器が先かはわからないけれど、楽器と付き合っていく上で性格が変わっていくような現象は、音楽だけではないんじゃないかと思う。身の回りのすべてのものに影響を受けて生きている。2022/11/03
kimamabito
1
読み始めてすぐ、いつの出版かをたしかめた。楽しく読んだ方々には申し訳ないけど、楽器選択運命論の章は正直不愉快だった。そこはまぁフィクションですから、という意見もあるだろうけど、東京生まれの著者の文章からは地方や女性への蔑みが感じられる。「母親の職業は看護婦でもまあ許す」って何だ。無自覚なのか、あるいはこれが面白いと思ってるのか。そう言ったセンスが、24年前には許されたのかなぁ。2020/09/27
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