内容説明
開発や乱獲、温暖化に追われている「幻の魚」イワナを守りながら利用する方法を考えるサイエンス・エッセイ。いまだ謎の多い生態から、注目の人工産卵場のつくり方、新しい釣り場管理の提案まで。
目次
第1章 不思議な魚、イワナ
第2章 「幻の魚」イワナのプロフィール
第3章 イワナ研究のフィールドワーク
第4章 イワナの姿かたちは川や支流ごとに違う
第5章 謎多きイワナの暮らし(一)―年齢の調べ方、成長、成熟、寿命
第6章 謎多きイワナの暮らし(二)―イワナはいつ、どれくらい移動するのか
第7章 天然のイワナを守る
第8章 イワナの種川を残し、守る
第9章 イワナが産卵床をつくる場所の条件とは何か
第10章 イワナの人工産卵場のつくり方
第11章 イワナを守りつつ利用する新しい方法―イワナとヒトの未来
著者等紹介
中村智幸[ナカムラトモユキ]
1963年生。信州・伊那谷に生まれ、地元の渓流でイワナ・アマゴを追う少年時代を経て、渓流魚の生態と増殖方法を研究する生活に入る。渓流魚の人工産卵場を造成する技術を国内で初めて開発。都道府県や漁協、釣り人からの相談や講演依頼で全国各地を飛び回っている。東京水産大学大学院水産学研究科博士後期課程修了。水産学博士。栃木県水産試験場を経て、現在、独立行政法人水産総合研究センター・中央水産研究所・内水面研究部・生態系保全研究室勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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