内容説明
これから学ぶ人にとって重要な項目・反応を厳選した。1つの話題を読み切りにして読みやすくした。「電子の軌道」といった勘違いしがちな語句をていねいに解説した。反応は「電子対の流れ」で、筋道の立った解説した。読めば読むほどに、新しい「ナットク」が生まれるようにした。
目次
第0章 有機化学、五か条のご誓文!?―有機化学はCHONSの化学
第1章 電子が主役―電子と軌道、はじめの六話
第2章 3次元が織りなす世界―必要なだけの立体化学
第3章 役に立つ基本の12講―電気陰性度からHSABの原理まで
第4章 官能基の王様―カルボニル基の反応1
第5章 カルボニル基は二重人格―カルボニル基の反応2
第6章 分子と分子の協奏曲―求核置換反応
第7章 二重結合と亀の功―求電子付加と芳香族置換
第8章 反応に名を残そう!―電子欠損原子にもとづく転位反応
第9章 HOMO‐LUMOってなんだろう?―Woodward‐Hoffmann側と光反応
著者等紹介
秋葉欣哉[アキバキンヤ]
1959年東京大学理学部化学科卒業。1964年東京大学大学院化学系研究科博士課程修了(理学博士)。1980年東京大学理学部助教授を経て広島大学理学部教授。現在、早稲田大学・東洋大学客員教授、広島大学名誉教授
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