内容説明
コンピュータの誕生と、その進化のステージを支えた、非凡なる人間たちの物語。コンピュータ創造史。
目次
第1章 1と2と多数
第2章 アルファベット・ファンクション卿
第3章 ホレリス
第4章 恐竜とフリップ‐フロップ
第5章 エッカートとモークリー
第6章 ENIAC
第7章 フォン・ノイマン
第8章 UNIVAC
第9章 7人の小人
第10章 “荒涼館”
第11章 革命
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isao_key
4
著者は、はしがきで、20世紀の三大発明は、原子爆弾とコンピュータとトランジスタだという。なのに歴史家がコンピュータの物語になぜこれほど興味をそそられなかったのかは、理解しがたいとあるが、言われてみれば同感である。この本ではコンピュータ以前の計算機から1985年までのコンピュータの発展と歴史、また開発に関わった人に焦点を当てて書かれている。シリコン・ヴァレーで成功した会社が大手会社に身売りし、経営に関わるとほとんど例外なく崩壊してしまうと書いてあるが、管理化されると自由な発想は生まれなくなるのだろう。2012/11/23