思い出はそれだけで愛おしい

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  • サイズ B6判/ページ数 204p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120031137
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

内容説明

50歳の女性が6歳の少女に書き送る16通の手紙。失った恋の濃密な記憶を、ひそやかな哀惜と、音楽にまつわる美しいエピソードを通して綴る半自伝的小説。

著者等紹介

マライーニ,ダーチャ[Maraini,Dacia]
1936年、イタリア、フィレンツェに生まれる。アイヌ文化研究家の父と共に2歳の時、来日。両親の反ファシズム思想を理由に終戦まで日本で収容所生活を体験。45年、帰国。62年、小説『ヴァカンツァ』でデビューし、第二のフランソワーズ・サガンと呼ばれる。78年、「マッダレーナ座」を設立し、演劇を通じフェミニズム運動を続ける。故アルベルト・モラヴィアと18年間生活を共にした。主な作品に『不安の季節』『シチーリアの雅歌』などがある

中山悦子[ナカヤマエツコ]
1957年、東京生まれ。東京外国語大学卒業、東京大学大学院修士課程修了、ベェネツィア大学文学部卒業。イタリア文学専攻。現在ヴェネツィア大学日本語講師。主な訳書にカンポレージ『生命の汁』(太陽出版)、『風景の誕生』(筑摩書房)、フランツォイ『ヴェネツィア大運河』(洋泉社)、『ヴェネツィア料理大全』(宝島社)がある
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