内容説明
覇権国家が衰弱する時、世界は激震にみまわれる。大英帝国の終わりに1929年の大恐慌が起こり、アメリカ帝国の凋落とともに世界経済がきしみはじめた。〔暗黒の月曜日〕は序曲にすぎず、いま最も危険視される大暴落の火付け役は〔日本〕だという。なぜ日本なのか。なぜ世界は激動するのか―。歴史のダイナミクス分析を通じて経済激動の真の要因となる力〔メガポリティックス〕を解明し、破局を乗りきる具体的な投資アドバイスへと導く、米国投資専門家による激動期のサバイバル・テキスト。
目次
第1章 パックス・ブリタニカのメガポリティックス
第2章 偶然の一致―世界経済におけるアメリカとイギリスの力
第3章 パックス・アメリカーナの終焉
第4章 近づく債務不履行
第5章 共産主義の黄昏
第6章 通貨不安とメガポリティックス
第7章 進歩と衰退のサイクル
第8章 近づく不動産暴落
第9章 日本の興隆
第10章 激動期の金融資産取引―投資の原理
第11章 金融資産取引―投資のしくみ