内容説明
広島の被爆者、原爆の開発に参加し、エノラ・ゲイとともに広島上空を計測機で飛んだ物理学者、元米大統領ニクソン、そして一般の市民から証言を引き出しながら、著者は、「核」が政治、文化、個人の生活にどのような影響を及ぼしているかを明らかにする。抽象的なテーマを生身の人間の問題として重層的にとらえ、ヒロシマ以降、何が変わったのか、新しい洞察を示した、すぐれたノンフィクション作品である。
目次
1 少年は見た―広島平和記念資料館館長、川本義隆の証言
2 科学者は見た―原爆開発に参加したハロルド・アグニューの証言
3 大統領は見た―リチャード・ニクソンが語る核外交の歴史
4 人々は見た―核時代の文化
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