内容説明
本書は、国際相続事件を処理するために知っておきたい基本的な考え方や実務上のポイントを法務と税務の視点でわかりやすく解説しています。第1部総論で国際相続事件を処理する上で問題となる法務・税務の論点を概説し、第2部各論では、被相続人が外国の資産を有する場合、被相続人が外国人の場合など具体的な事例を挙げてわかりやすく解説しています。本版では、納税義務者の区分、国外財産調書及び財産債務調書、CRS、国外転出時課税制度など国際相続に関連する重要な税務上の改正等を織り込んだほか、日本人が保有する外国の資産や外国の信託等近年相談が増えているエステートプランニングに関する事例を加えて所要の見直しをしました。
目次
第1部 総論(法務編;税務編)
第2部 各論(被相続人が外国の資産を有する日本人の場合;被相続人が外国人の場合;エステートプランニング)
著者等紹介
酒井ひとみ[サカイヒトミ]
弁護士(第二東京弁護士会)・ニューヨーク州弁護士。シティユーワ法律事務所在籍。中央大学法学部卒業、Vanderbilt Law School修士課程(LL.M)修了。専門は、相続・エステート・プランニング・事業承継、労働・労務管理のほか企業法務一般。ChambersのHNW(High Net Worth)2018・2019では、Private Wealth Law部門で高い評価(Band1)を受賞。信託法学会、STEP(Society of Trust and Estate Practitioners)に所属。2019年1月、The International Academy of Estate and Trust Law(TIAETL)(世界の相続・信託専門の法律家団体)のAcademicianに就任。公職としては、2019年12月現在、国土交通省中央建設工事紛争審査会特別委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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