内容説明
大東亜戦争の終戦から七十年。妻や兄弟、子や孫たちが、英霊に本当に伝えたかった言葉を手紙にしたためた。応募総数584通の中から60通を書籍化。
目次
源〓命
梅木靖之命
岡田秀次命
松田貫一郎命
岩越博次命
木村嘉藏命
中村辰由命
久井進命
田中重之命
金田績命〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
北本 亜嵐
11
終戦から70年。靖国神社の「遊就館」で企画した「英霊に贈る手紙」全国のご遺族から寄せられた多くの中から、60通を厳選して紹介したものである。日本の一部には存在を否定する人もいるというが、この本を読んでからと言いたい。ご遺族の方々が戦後、多くの苦労の中で生きてきたこと。英霊の方々に向けた真摯な言葉は涙なくては読めません。2015/04/19
Mik.Vicky
4
『残された家族の面倒は銃後の国民が看るから、どうぞお国のために後顧の憂いなく戦ってください』と出征兵士に約束しておきながら、敗戦後、人々は手のひらを返したように反故にした。という選考後記に記載してある井上和彦氏の言葉、本当にその通りだと感じた。ただし家族の英霊に対する手紙にはそんな記載は微塵もなく、ただひたすらに英霊に対し愛しい気持ちが綴られている。涙なしには読めない本である。2015/03/16
phmchb
3
買いたい本2017/11/09
Yukihiro Fujii
0
戦後70年の記念企画として集められた戦没者への遺族の手紙。 ひとつひとつ英霊にあてた気持ちが痛いほどわかり、感動する内容である。 今まさに安全保障法案で安全保障環境の変化に対応して、戦争にならぬよう手当てをしているところだが…こういう事は国民全体がわかって欲しいと思う。2015/07/19
佑依-Yui-
0
遊就館を訪れた際に、期間限定で英霊の親族の手紙展が開かれていた。それが目的で行った訳ではないが、何気無く読み始めたが最後と言う感じで、展示を前に涙が止まらなかった。このままここで読み続けると泣き続けてしまうからいけない、全てゆっくり読みたいし、と売店にて購入。英霊と対面した事の無い孫や曾孫からの手紙も多くあり、戦争を経験した世代が絶えてしまう事を改めて憂う内容でもあった。2015/05/12
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