内容説明
消費税10%増税は時期尚早!日本の成長はまだまだ止まらない。政界随一の経済通が日本の将来展望を語る!
目次
第1章 日本経済の今:消費税のリスク
第2章 「エコノミスト政治家」として出馬を決意するまで
第3章 候補者から政治家へ
第4章 政治家・金子洋一の活動録
第5章 中国のリスク「中国はすぐには崩壊しない」
第6章 今後の採るべき政策
著者等紹介
金子洋一[カネコヨウイチ]
昭和37年6月28日横浜市南区生まれ。平成元年に東京大学経済学部経済学科を卒業し、同年4月に経済企画庁(現・内閣府)に入庁。OECDエコノミスト等を経て、平成21年10月参議院神奈川県補欠選挙にて初当選を果たした。民主党神奈川県連代表。参議院議員(当選2回、民主党参議院政策審議会会長代理)、民主党デフレ脱却議連事務局長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みじんこ
7
民主党の良心である金子議員。チャンネルくららで同氏を知った。リフレ政策や膨張する中国の問題を中心に論じられている。金融緩和の効果や非ケインズ効果など、専門的な話がしっかり説明されているため分かりやすい。正規雇用を増やした方が企業も社員の教育などにお金を使い、それが日本の高度な技術を意地することにも繋がるという意見はその通りだと思った。また、「増税派議員と親中派は重なる」という指摘も同感。彼らは日本経済が復活すると余程都合が悪いに違いない。金子議員のように経済に精通する人が与野党ともにもっと増えて欲しい。2015/01/30
エックスマス
1
読み終わって最初に思ったのは金子先生は民主党ではなくは次世代の党にいるべきですね(笑)私のような経済の知識があまりない人でもリフレ派の消費税に対する考え方、財務省の考え方。日銀という組織、日銀法の問題点などがよくわかります。経済以外にもチャイナリスク、安全保障などを的確にとらえていると思う。TPPも貿易の問題ではなく米国につくのかどうかとの問題という事を理解していない人が多い。サイバー関係は楽観しすぎかな、もうやられっぱなしでヤバイのが現状でしょう。本書はまず民主党の議員に読んで欲しい(笑)2014/11/29
tacacuro
0
永田町きってのリフレ派である著者が世に問う新しい日本を選択する上での「討議資料」。日本経済の将来を左右しかねない「消費税と中国という2つのリスク」についての議論に多くのページを割きつつ、今後採るべき政策として、安全保障問題や資源エネルギー政策等について自説を展開。ここまで赤裸々に書いちゃうのか、と感動したのは、ジャーナリスト志望の高校生から官庁エコノミストを経て政治家に至るまでの半生記。人生における「父の影響」についてはたくさんの共通点を発見した。ただ、私自身はどうもリフレ派の議論には納得できない。2015/01/03