内容説明
豊かな社会と文化の交流を復元するシリーズ第四弾。
目次
序章 「尾張藩社会」研究の成果と課題
第3篇序章 「尾張藩社会」研究からみた近世社会
第1部 幕藩社会と尾張藩社会(尾張家における「両敬」の形成と将軍権威;江戸城西丸再建と尾張藩社会;尾張藩財政と尾張藩社会―安永五年から天保十四年までの財政と調達金を中心に;尾張藩京都御用所の設立とその運営について;天保二年千村仲泰の参府と信州伊奈預所の巡村について)
第2部 尾張藩社会の文化・宗教(名古屋商人内田蘭渚と京都書肆竹苞楼―富商的国学の文化世界;近世後期尾西国学者の蔵書にみる教養とネットワーク―尾張国中島郡上祖父江村小塚家の事例より;熱田仏閣再興問題と如法院)
第3部 尾張藩社会の都市と農山村(近世岐阜町の成立と岐阜奉行;名古屋の宇治製挽茶販売をめぐる新興茶商人と宇治茶師―名古屋商人桝屋半三郎と宇治茶師尾崎坊有庵の動向から;張訴からみた尾張藩における地域支配;陸奥国伊達郡簗川村郷土堀江与五右衛門の尾張藩出入;近世前期木曽桧物細工生産の展開と特質)
著者等紹介
岸野俊彦[キシノトシヒコ]
1946年生まれ。名古屋芸術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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