出版社内容情報
お婆ちゃんの世代に懐かしさと励ましを贈る本。
目の不自由なお婆ちゃんが作る素朴でかわいい紙人形たち。大正昭和の思い出とともに、いくつになっても何でも始められる勇気をくれる本。
目も足も不自由なマサコおばあちゃんが、88歳から作り始めた手のひらに乗るほど小さな紙人形たち。大正・昭和の風景や遊びを瑞々しい感性で形にした作品と、マサコおばあちゃんの半生を次女が謳った人生賛歌からなる本書は、同世代の人びとに懐かしさを感じさせ、「いくつからでも、何か始められる」という希望をもたらしてくれる本。
▼夫の死後、75歳から101歳で亡くなるまで農村風景を描き、日本にもファンの多いアメリカのおばあちゃん画家グランマ・モーゼスにも似て、70歳で夫を送った後にパステル画を習い始め、緑内障で右目は失明、白内障だった左眼の視力が手術で奇跡的に0.3まで回復して始めた豆紙人形創作が絶賛され、日本のグランマ・モーゼスと新聞で紹介されたマサコおばあちゃん。大正時代の女の子の小学生の人形、戦時中の竹槍訓練や千人針の人形、老夫婦の人形など、しみじみかわいい作品を多数収録。敬老の日のプレゼントにも最適。
●うたたね
●二宮金次郎
●季節の便り~お祭り
●昔話
●うち遊び
●お稽古
●女の子
●路地遊び
●魚釣り
●わらべうた
●内緒話
●お姉様 ほか
内容説明
目も足も不自由なおばあちゃんが、八十八歳から作り始めた手のひらに乗るほど小さな紙人形たち。大正・昭和のなつかしい風景が浮かび上る作品の数々と、おばあちゃんの人生賛歌。
目次
うたたね
二宮金次郎
季節の便り―お祭り
昔話
うち遊び
お稽古
女の子
路地遊び
魚釣り
わらべうた〔ほか〕
著者等紹介
マサコ・ムトー[マサコムトー]
1913(大正2)年、北九州市門司に生まれる。1930(昭和5)年、梅光女学院(下関市)卒。五十年間連れ添った夫を亡くした後、七十歳でパステル画を始める。2001(平成13)年、八十八歳で豆紙人形を作り始め、2002(平成14)年1月に折紙会館(東京・湯島)、また同年2月にはソウルの日本大使館にて、豆紙人形展を開催。一男三女の母。ヒロコ・ムトー氏は次女。長女は漫画家で「小さな恋人」の作者トシコ・ムトー氏
ヒロコ・ムトー[ヒロコムトー]
エッセイスト、ミュージカル作家。青山学院大学仏文科卒。TBSテレビ制作部にタイムキーパーとして勤務後、いずみたく氏主宰のオール・スタッフプロダクションに作詞家として所属し、古賀賞入賞曲など多数の作詞を手掛ける
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