内容説明
中川清秀・片桐且元の居城でしられる茨木城とその城下町の実像に迫る。
目次
論考編(戦国・信長時代の茨木の町と茨木氏;豊臣秀吉と茨木城;茨木城の機能と構造;茨木城・城下町の復元案と廃城の経過;摂津国茨木の空間構造と交通路)
史料編(茨木町故事雑記;東摂城址図誌)
著者等紹介
中村博司[ナカムラヒロシ]
1948年滋賀県生まれ。滋賀大学教育学部卒業、現在、大阪城天守閣館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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電羊齋
4
あの片桐且元の居城、茨木城を詳述。まず「論考編」で論考5本を掲載。茨木の町と国人(国衆)茨木氏の興亡、豊臣政権における茨木城の位置、茨木城の機能と構造、茨木城・城下町の復元案と廃城の経過、摂津国茨木の空間構造と交通路など多角的視点から検討。次に「史料編」として『茨木町故事雑記』(活字、亨保二十一年(1736)成立、明治初期書写)、『東摂城址図誌』(影印、明治期成立、記事内容は明治十年代前半頃か)を収録。特に『東摂城址図誌』は摂津国大阪府部分の多数の城址の見取図と解説文を掲載。当時の状況を知る上で役に立つ。2016/10/26