目次
第1章 はじめに
第2章 理論と分析アプローチ
第3章 ヨーロッパにおける行政の類型と伝統:国家特性
第4章 比較の視点からの行政改革
第5章 比較要約
第6章 比較行政学の将来展望
著者等紹介
クールマン,ザビーネ[クールマン,ザビーネ] [Kuhlmann,Sabine]
ポツダム大学経済社会学部教授
ヴォルマン,ヘルムート[ヴォルマン,ヘルムート] [Wollmann,Hellmut]
1936年に生まれ、ハイデルベルクとベルリンにて法学と政治学を修め、この間、57年から58年まで、フルブライト奨学生として、アメリカ・コネティカット州のウェスレヤン大学に留学した。国内では、Studienstiftung des Deutschen Volkesの奨学金を得つつ、ベルリン大学にて、62年に第一次司法試験、67年に第二次司法試験に合格し、同年法学博士の学位を取得した。68年から74年まで、ハイデルベルク大学ニカール・ヨアヒム・フリートリヒ教授の助手として勤務し、この間70年から71年まで、ケネディ記念フェローとしてハーヴァード大学に滞在した
縣公一郎[アガタコウイチロウ]
早稲田大学政治経済学術院教授
久迩良子[クニヨシコ]
東京学芸大学人文社会学系教授
岡本三彦[オカモトミツヒコ]
東海大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえぽん
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20数年前に英国でスコットランド等への権限移譲、自治体システムの二層制から一層制への構造改革、EU構造基金政策を通じた広域自治体のリージョン化等を観察する機会を得た身には、これほど過去30年ほどの欧州諸国の統治機構・業務執行体制改革(本書では「行政改革」と総称)を可能な限り「比較」し、収斂部分と拡散部分を切り分けて、その説明方法として新制度論の各分派をうまく活用した書は見たことがない。北米での議論、日本での議論を含めて、最終章に言う比較行政学の果たすべき役割をこれを出発点として考えてみたい。2023/01/16