内容説明
戦前から現在に至る日本地方自治の思想と実践に大きな足跡を残した人物の再発掘シリーズ第7巻。日本の地方自治に関するこれまでの文献の論述・分析をより豊かなものにする、注目の書である。
目次
第1章 方面委員制度の設計・運用者と“公私”関係の変転―小河滋次郎と林市蔵(小河滋次郎と林市蔵の足跡;恤救規則から大阪府の方面委員制度へ―小河滋次郎 ほか)
第2章 田川大吉郎の立憲政治論と都市経営論(詳らかにされた田川大吉郎の巡歴;社会改良論と立憲政治論 ほか)
第3章 C.A.ビーアドの市政学と『東京市政論』(C・A・ビーアドの業績と生涯;経済と政治と行政の関係論 ほか)
第4章 ゼロからの村づくり・秋田県大潟村の五〇年―宮田正馗村長を中心に(自治なきゼロからの村づくり(一九六四~一九七六年)
制限自治制から完全自治制下での村づくり(一九七六~二〇〇〇年) ほか)
著者等紹介
佐藤俊一[サトウシュンイチ]
1943年山形県出身。中央大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程満期退学、中央大学非常勤講師、群馬大学助教授、中京大学教授を経て、東洋大学法学部教授、法学部長・副学長を歴任、2014年に淑徳大学を退職。法学博士(1997年、中央大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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