内容説明
本書は主として著者がこの30年間の間に国際私法・国際訴訟法について書きためたものを集め、最新の資料を加味して体系としてまとめあげたものである。その中心をなすのはいずこの国においても同じ様にあらわれ、しかも国際私法の理解に必須の総論の諸問題であり、国毎に異っている個別的問題は例示的にふれるにとどめた。
目次
第1章 基本観念
第2章 抵触規定の法律要件
第3章 連結総説
第4章 個別連結について
第5章 連結の特別問題
第6章 外国法の適用
第7章 手続
補章 国際私法法典の必要性
著者等紹介
ノイハウス,パウル・ハインリッヒ[Neuhaus,Paul Heinrich]
(1914年3月9日~1994年4月12日)司法第2次試験(アセッソール試験)合格後、1942年、直ちにベルリンのカイザー・ヴィルヘルム研究所(マックス・プランク研究所の前身)に入り、1982年マックス・プランク研究所を定年退職するまで研究員として活躍。教授。ツヴァイゲルト教授の所長時代には、ツヴァイゲルトが皇帝であれば、ノイハウスは法王である、とも評され、一生独身を通したために「マックス・プランク研究所と結婚した」とも云われた。『国際私法の基礎理論』の他、『Ehe und Familie in rechtsvergleichender Sicht[比較法的に見た婚姻と家族]』(1979年)が主著で、いずれもその分野の権威と目されている
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