内容説明
同僚殺しの容疑をかけられた金谷刑事は、真犯人を挙げ自らの潔白を証明するため、取調室から逃走した。同僚・鹿島が探っていたコカイン密売組織を追い、警察から逃れる金谷に次々と襲い掛かる危機。刑事魂を捨てず、フェアに戦い続ける金谷を待ち受ける真実とは? 手に汗握るアクション警察小説の傑作。(講談社文庫)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
オーキドさん
2
警察内部の隠蔽工作の被害者となった刑事が独力で冤罪を晴らすために、巨大な組織に立ち向かう。 まあ現実にはあり得ないストーリー、発砲場面が多いし、話がこなれていません。 まだまだだなぁって思いながら、端折って読みました。 警察トップの麻薬漬けに端を発し、一介の刑事を犯人に仕立てるなんてね。 色々と調べて、頑張って書かれているのが伝わってしまいます。 ストーリーの中に物語性や作者の意図が見えないです。そういう本でもないか、、、 期待しないで暇つぶしに読んでください。2019/08/04
おしょも
1
初読みの作家さん。何度も捕まりそうになりながらも、ギリギリで逃げるシーンはスリリングだけど、「目を見て無実だと思った」って…?その言葉は説得力がないのでは。2019/10/06
水戸
1
先が気になって気になって、仕方なかった。 ちょっと都合がいいような、というシーンがいくつもあったけれども、現実でも、まれにそういうことは起こるし、そんなことどうでもよくなるくらい、スピード間のある緊迫した空気や、じりじりする感覚に引きずられました。二つの離れた視点が、段々近づいていくさまも、もどかしいくらい双方の立場による擦れ違いをふんだんに盛り込んであり、その感覚が心地よかった作品でした。2015/03/05
トールマン
1
○2012/01/22
まさ
1
なかなか面白かった。ただ、何度も出てくる『金谷はあれから何一つ犯罪を犯してません』というセリフにはウンザリした。だって小さいことだがいろいろと悪いことしてるんだもん。。2010/10/28