内容説明
本書は、明治以来現在に至る土地法を検討し、その基本的な特徴を明らかにする。また、重要法規についての制定理由及び基本的特徴も明らかにする。さらに、代表的な裁判例を紹介し、法規の静態的な解説にとどまらず、法規の社会的作用についても論じた。そして、近年制定された重要な法制度について、『土地白書』、『国土交通白書』等を参照しながらその運用について紹介し、とりわけ不動産や住宅に関連する行政実務、民間実務に従事している読者にも体系的な知識を与えるように配慮した。
目次
第1章 土地所有権創設期
第2章 土地所有権規制法創設期
第3章 戦後占領・復興期
第4章 戦後高度成長期
第5章 安定成長・地価高騰期
第6章 地価バブル崩壊期
著者等紹介
稲本洋之助[イナモトヨウノスケ]
1935年東京都生まれ。1958年東京大学法学部卒業。同年東京大学社会科学研究所助手。現在、東京大学名誉教授・弁護士
小柳春一郎[コヤナギシュンイチロウ]
1954年長崎県生まれ。1976年東京大学法学部卒業。同年東京大学大学院法学政治学研究科入学。現在、独協大学法学部教授
周藤利一[ストウトシカズ]
1956年島根県生まれ。1979年東京大学法学部卒業。同年建設省入省。現在、国土交通省土地・水資源局土地情報課長
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