内容説明
本書は、中止未遂に関する論文を集めた論文集である。
目次
第1章 中止犯―その法的性格および任意性の概念について
第2章 中止犯の減免根拠に関する考察
第3章 中止犯における「自己の意思により」の意義について―不合理決断説再論
第4章 着手中止と実行中止―中止行為の意義に関する考察
第5章 着手中止と実行中止の要件について―最近ドイツの判例の動向を中心に
第6章 中止行為の要件に関するわが国の判例
第7章 中止犯論の動き
著者等紹介
山中敬一[ヤマナカケイイチ]
1947年大阪府に生まれる。1970年関西大学法学部卒業。現在関西大学教授。主要著書に『刑法における因果関係と帰属』(84年、成文堂)。『正当防衛の限界』(85年、成文堂)。『刑事法入門』(94年、〔改訂版〕96年、成文堂)。『論考大津事件』(95年、成文堂)。『刑法における客観的帰属の理論』(97年、成文堂)。『刑法総論I』(99年、成文堂)。『刑法総論II』(99年、成文堂)
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