目次
序章 国家法人説から法人理論へ(わが国の戦後の憲法学界における国民主権論;カレ・ド・マルベールとドイツ国法学)
第1章 一九世紀後半のドイツ国法学と国家法人説(ゲルバーにおける国家の法人格と機関;ラーバントとギールケの論争;イェリネクの国家法人説;バルテルミーのドイツ国法学批判)
第2章 ミシュウの法人論(フランスにおける法人論争;組織体説;法人としての国家;デュギーによる国家の法人格の否定)
第3章 カレ・ド・マルベールの国民主権論(法実証主義;国民主権の原理と国家の法人格;代表制と機関;法秩序)
終章 国家権力の行使を抑制する原理としての国民主権
補論 選挙権の法的性質―二元説批判と権限説への回帰(主権原理と選挙権;選挙権の権利性)
著者等紹介
時本義昭[トキモトヨシアキ]
1961年愛媛県生まれ。1993年京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、龍谷大学社会学部教授(憲法学)。法学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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