目次
執行特権の問題状況―本書の問題意識
第1部 執行特権の歴史的展開(執行特権の前提的知識;執行特権の萌芽―独立的権限としての展開;執行特権の展開―制限的性格への転換;執行特権の現代的拡大―近時の執行特権の濫用)
第2部 執行特権の統制(司法府による執行特権の統制;立法府による執行特権の統制;特別・独立検察官という処方箋―第4の機関の可能性;独立調査委員会の可能性―アカウンタビリティからのアプローチ)
第3部 統治原理と権力分立原理―執行特権から解明するアメリカの立憲構造(統治原理と権力分立原理;執行特権と執行権概念;自律権へのアプローチ;自律事項の選定)
第4部 日本への示唆(日本における執行府の情報秘匿制度;内閣総理大臣の声明に関する憲法上の位置づけ―執行特権モデルと制度モデル;国政調査権との衝突問題;情報秘匿制度の課題)
今後の課題
著者等紹介
大林啓吾[オオバヤシケイゴ]
1979年那覇市生まれ。2002年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2004年慶應義塾大学大学院法学研究科前期博士課程修了。2007年慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。現在、帝京大学法学部専任講師。専攻は憲法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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