内容説明
今回の改訂にあたって著者は、最小限、誤字脱字等に手を入れようとして作業を始めた。が、気懸かりな箇所に次つぎと朱を入れていかねば私の気がすまなくなってしまった。なかでも、「法の支配」を論じた箇所、近代立憲主義から現代立憲主義への転回にふれた箇所、「権力分立」を扱った箇所、「立法の一般性・抽象性」を論じた箇所は、このたび大きく加筆している。
目次
第1部 国家と憲法の基礎理論(国家とその法的把握;国制と法の理論;憲法(典)の存在理由とその特性
立憲主義と法の支配 ほか)
第2部 実定憲法理論(現行憲法制定の法理;憲法前文;君主・元首・天皇;戦争の放棄 ほか)