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内容説明
「見える/見えない」を論じること、それらを描き出すこと―宗教や思想、藝術などの人間の営みは、このことが大変重要かつ普遍的なテーマであることを示している。東アジアの文物や藝術を解釈する上での共通の基盤の形成をめざすために、「見えるもの/見えないもの」にまつわる理論や事象について、従来の分野の枠組をこえて国際的にかつ学際的に探求。宗教・思想をはじめ、考古遺物から彫刻絵画、建築庭園、芸能音楽などにまで及ぶ様々な論点を、最先端の研究者二十四名の視角により提示する画期的論集。
目次
第1部 祭祀・墓葬と「見える」もの「見えない」もの
第2部 尊像の誕生
第3部 仏菩薩の姿と「時間」「過程」の表象
第4部 仏身と世界観―盧舎那仏の形と意味
第5部 音を「見せる」/姿を「留める」
第6部 仏菩薩の顕現する場
第7部 「見えない」ものを「とらえる」―付会と図解
第8部 諸教交渉と「見える」もの「見えない」もの
第9部 「見える」「見えない」現象の主体/連鎖するイメージ
著者等紹介
外村中[ソトムラアタル]
1960年生まれ。ヴュルツブルク大学漢学系上級講師。専門は古代東洋芸術文化史
稲本泰生[イナモトヤスオ]
1966年生まれ。京都大学人文科学研究所教授。専門は仏教美術史、東洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。