ベルクソン入門

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ベルクソン入門

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  • サイズ 46判/ページ数 296p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784791777587
  • NDC分類 135.4
  • Cコード C0010

出版社内容情報

難解な思想を理解するための、最初の一歩
・あらゆる経験は記憶され、脳とは別の場所に保存されている。
・知性は、真理の認識のためではなく、サバイバルのための能力に過ぎ
ない。
・自由行為は芸術作品に似ており、多くの人は自由行為を行なわないまま一生を終える。…
独創的で、刺激的で、ときに奇矯な哲学者を丁寧にひもとく入門書!!


【目次】

内容説明

難解な思想を理解するための、最初の一歩。あらゆる経験は記憶され、脳とは別の場所に保存されている。知性は、真理の認識のためではなく、サバイバルのための能力に過ぎない。自由行為は芸術作品に似ており、多くの人は自由行為を行なわないまま一生を終える。独創的で、刺激的で、ときに奇矯な哲学者を丁寧にひもとく入門書!

目次

第一章 私たちは(いかなる意味で)自由なのか―『意識の直接与件についての試論』(本章の主題―時間と自由と直接与件;自由であるとはどのようなことか;自由の論証・第一段階―論駁対象を特定する;自由の論証・第二段階―心とはいかなる存在者なのかを探求する;自由の論証・第三段階―自由の直接与件へ向かって;ベルクソンの哲学の中での『直接与件』の位置づけ)
第二章 心身はどのように協働しているか―『物質と記憶』(本章の主題―心と身体との関係;読書の分析・第一段階―二種類の記憶;読書の分析・第二段階―二種類の記憶の協働;読書の分析・第三段階―物質から知覚へ;イマージュの総体としての物質;逆円錐としての記憶;心身問題の解決;ベルクソンの哲学の中での『物質と記憶』の位置づけ)
第三章 私たちが生物であることは何を意味するか―『創造的進化』(本章の主題―ベルクソンの生命論とその意義、そして存在論;エラン・ヴィタル―根拠、内実、そして評価;ベルクソンのどこが素晴らしいのか;無の観念の批判・第一段階―なぜ批判するのか;無の観念の批判・第二段階―「何もない」という言葉の分析;西洋哲学史の中でのベルクソンの哲学の位置づけ)
第四章 集団で生きるとはどういうことか―『道徳と宗教の二源泉』(本章の主題―道徳、宗教、そして神;ベルクソンの道徳論と宗教論とがもつ特徴;道徳論―圧力と憧憬;フィクションとしての宗教;動的宗教と、神の存在証明ベルクソンの哲学の中での『二源泉』の位置づけ)
第五章 哲学的問題をどのように解決するか―ベルクソンの方法(本章の主題―方法と、それが要請された理由;知性と言語との基本的特徴;知性と言語との批判;直観)

著者等紹介

村山達也[ムラヤマタツヤ]
2005年に慶應義塾大学大学院・文学研究科・博士課程を単位取得退学。2010年に博士学位請求論文「継起と自発性 ベルクソン哲学研究」により慶應義塾大学より博士(哲学)を取得。現在、東北大学大学院文学研究科教授。専門はフランス哲学、倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KJ

3
ベルクソンの面白さを、その思想の限界やロジカルな批判もあわせて体感できた。著者の誠実さが素敵。進化論や心理学等の当時最先端の科学を消化しつつ、時間を通じた変化を問いに入れ込んだ先進性。静的道徳(宗教)と動的道徳(宗教)の対比は、差異を捨象して安定化する知性と時間変化の只中を見つめる直観の対比構造とも重なっていそう。ただ、両者が本当に切り分けられるのかは疑問。ヒュームだったら印象を起点とした人間本性の働きとしてゴリ押ししていたところ。あえて切り分けることで人間の外部へ探索を試みることができるのが熱い点か。2026/09/18

こたろう

2
読み終わったというより、目を通した。ベルクソンの一連の著作とその内容が書かれていた。私が卒業論文に使う可能性があるのが、『直接与件』と『物質と記憶』であるため、そこら辺を重点的に読んだ。しかし、『創造的進化』までの系譜における「意識」概念の変化と、『創造的進化』の射程の広さ(認識論、宇宙論など)と、人間を動物とみなして、そこから思考している点が重要な部分だと感じた。 とにかく、注も(注が)充実しており、情報量が多い書籍なので、卒論をベルクソンで書くとしたら、一生読み続ける一冊。2026/04/28

Ryoji

0
入門の割にハードだった。が、先の読んだ本よりはわかりよく体系的。 なるほど、ベルクソンはおもしろい。2026/08/26

さえもん

0
『創造的進化』のところの、絶対的な「無」を想像することさえできない、というところは目から鱗だった。この本は、ベルクソン信者一辺倒というわけではなく、批判的検討も加えられており、非常に参考になった。と同時に、ベルクソンと同じ時代の日本人達は、当時どのようにベルクソンの思想を受け取っていたのかが気になった。特に小林秀雄。2026/08/03

しろ

0
ゆっくりとメモを取りながら読了。でも、もう何回か読む必要がありそう。2026/07/22

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